さて、皆さんはマオリ族の伝統的なタトゥーがあることをご存知ですか？
海外に出ると、日本よりも沢山の人々が身体のいろいろな所にタトゥーが施されていると思います。
タトゥーは今やファッションの一つとして世界中に浸透してきていますが、日本ではまだまだ公衆浴場やプールやなどで禁止されているところが多いと思います。
様々なタトゥーがある中、マオリ族のタトゥーは、ファッションというよりアイデンティティに深く根ざしてあるとともに敵や見方を示すサインであったと言えます。
伝統的なマオリトライバルタトゥーはmoko（モコ）と言われ、顔面に施す形態を持ちます。
男性の場合、血族や社会的な集団を表す定まった紋様を顔の中心部分に掘り、顔の側面、耳の近くのエリアに個人を示すためのデザインのアレンジを配置していました。それは、名前と姓が示されているのと同じシステムであると言えます。
一方女性は、唇と顎に施術をしますが、これは結婚しているという意味を持ちます。これもまた社会的な意味合いも帯びているようです。
また、施術に使われるのは、針というよりも釘に近い形で、それはほとんど傷跡と同じように残るので、そこからも厳しさが漂ってくるのが感じられます。
さて、筆者はニュージーランドに住んでいた当初、マオリ族の家族と一緒に住んでいましたが、そこのお父さんの腕や足にはやはり渦を巻いたような大きなタトゥーがありました。
最初は少し厳つい模様だなあと思っていたのですが、上記の説明を聞いてからはマオリ族の屈強そうなイメージとすごくマッチしていてカッコいいと思うようになりました。
いかがでしたか？ニュージーランドでマオリ族の人たちに会った時はその独特なタトゥーを見るのも楽しいかもしれません。大抵の人は見せてと言うと喜んで見せてくれますよ！！！
Mii@NZ
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