韓国ワーホリ
前衛美術家の故赤瀬川原平さんが、海外から来たのに役に立たなかった野球選手にちなんで命名した超芸術トマソン(不動産に属する無用な階段等の意味不明な物が見方を変えると芸術的オブジェ)という概念があるのですが、韓国はトマソンだらけです。

再開発が多くなり、新旧の建物が入り乱れているため、ソウルの街中には不可解な物体があふれています。

トマソン探しの散策だけでも、何気ない路地が新しい発見の宝庫となります。

日本人にとっては、韓国文化では当たり前な茶色い壺(ハンアリ)でも、大小蒼然と並んでいるのを観ると、まるで芸術。見方、考え方によって、普段何気なく通う路地も穴場スポットに成り得ます。

また壁の落描きも、場所によって種々多様で、4号線恵化(フェファ)駅近くの梨花洞(イファドン)では、政府が生活環境改善を意識して壁を装飾したプロジェクトを展開した路上美術館があり、韓国の若者の間でも既に有名なスポットになっています。

路上美術館を回ると、自然と梨花洞の路地裏を歩き回ることになり、現地の生活が垣間見れます。

路上にあるので入場料を取られず、行くたびに絵柄が変わっているのでリピーターも多いようです。(写真は梨花洞にあったやる気のある?サイケな理髪店、店の前の自動販売機はコーヒーの自販機で利用可能)

これらは意図的でない、意図的なものであるものに関わらず、観る人の目を楽しませてくれます。

お散歩がてら、トマソン探し、壁画探しのお金のかからない観光をしてみては?

ミヤケ印@ Seoul


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