フランス人と言えば、どの地域にいても感じるのは、「愛国心」の強さだと思います。
国の政治に関心を持つ人が多く、国の決定に不服があると、団結してデモを起こします。
日本にもデモはありますが、フランスではその何倍も激しいデモがあります。
日本では、デモがあっても、あまり世の中が変わることはありませんが、フランスでデモが起きると、政治決定さえも振り出しに戻った議論になることが多々あります。
フランスでは、子供の頃から議論の社会なので、自分の意見をしっかり持っている人が多いと思います。
そのため、何時間も相手との小難しい話し合いをすることを好む人がたくさんいます。
テレビではあまり、日本のような軽いバラエティー番組がほとんどなく、知識番組や専門家が出てきて何時間も議論しています。それを熱心にフランス人は見て、自分たちはどう考えるか?という会話が日常茶飯事なので、日本人は、かなり面喰らうと思います。
多くのフランス人は、自分を持っているので、日本人のように他国の文化を上手に取り入れて、自分の国を便利にすることが苦手なようです。
海外を見たフランス人は、これまでのような固執した考えではなく、他国の良いところは取り入れた方がいいと言う人たちも多くなってきているので、時間はかかると思いますが、フランスもグローバル化を受け入れていく時期にさしかかっていると思います。
日本人は、頭の中のおしゃれなフランスがあるので、「パリ症候群」になる日本人が話題になりました。フランスでもどこでも、おしゃれの度合いを含め、「人によるもの」なので、フランス及び、パリだけが特別と言う日本人の意見は、かなり語弊があると思います。
フランスは、日本と同じように東西南北、住む場所によって、違うのも魅力の一つです。
特に顕著なのは、北は、物静かな日本の東北、南に行くにつれて、日本の関西のような、にぎやかな人たちが多くなります。
文化も違いますが、言葉のなまりがある地域もあります。笑顔で自分から話せば、気さくで親切な人が多いので、フランス人の友達をあちこちに作ってみてはいかがでしようか。
Miyabi@フランス