フランスに来て、一番の大きなカルチャーショックは食べ物でした。
今から約4年前の初めてのフランスはクリスマスシーズンで、義母とお肉屋さんに行きました。そこで、衝撃的な光景を目にしました。
日本では、小さなパックで売られているお肉ですが、種類の豊富なお肉の毛無し原形がまるごと売られていました。
私は、日本のお肉のパックしか見たことがなかったので、日本では見たことのないウサギや七面鳥等の珍しいお肉が原形で並んでいたのは衝撃的でした。
いったいどうやって料理するのだろう?と頭がクラクラしました。フランスでは、大きなオーブンがあるのが普通で、普通サイズの原形のお肉は、味付けをして、そのままオーブンに入れます。
こんがり焼いたお肉を、フランス人はとても上手にナイフで切り分けます。
私は、お肉をあまり食べないので、小さめの鳥のピースをもらいましたが、日本では食べたことがない新鮮な味がしました。
私は、日本で普通の鳥や牛、豚のお肉は少し食べますが、日本にはない珍しいお肉は習慣もあって、今も苦手です。
フランスでは、パックのお肉もあるのですが、お肉の厚みや大きさが日本と違います。
パックより、マルシェ等でも売られている原形のチキンを一つ買って来た方が、新鮮で安くおいしい場合もあります。
お肉だけではなく、野菜でもなんでも、フランスは大きいです。ものすごい大きな種類の豊富なチーズも驚きでした。日本では薄い切り身の鮭も大きな原形のままで売られていて、肉厚でとてもおいしいです。
フランスで生活して約3年目、大きなお肉や魚、大きな野菜、日本にはない食材等、何でも量が多くて大きい食品も料理方法から保存方法まで、上手になりました。
最近、日本で話題の天皇の料理番だった秋山氏のように、日本とフランスの料理方法をミックスさせると、素敵な食のハーモニーになります。
フランスは、量り売り等もありますが、多めに買うとさらに安いので、保存の利く方法に調理しておくと便利です。日本にはない食材は、勇気を持って一度は試して見る方が良いと思います。
フランスは、食材の宝庫でフランス料理が有名ですが、フランスに来たら、料理を探求するのも楽しいかもしれません。
日本のような出来合いの料理を買うのではなく、新鮮な食材を自分で選び、自分で料理して、贅沢に食することが素敵に思えることでしよう。
Miyabi@フランス