フランスワーホリ
フランスにおける在留日本人の数はおよそ3万人。ワーホリ、留学、仕事の都合、結婚等…これらの日本人がフランスに行き着いた理由は色々ですが、共通して言えることは皆現地で様々な苦境を乗り越えながら頑張っているということです。

今日はフランスに語学留学で来た友人の例をお話しましょう。

日本ではOLとして働きながらダンス教室に通ったり料理学校に通ったりしていたという活発で多趣味な彼女、そんな彼女のフランス滞在の目的は美食の国でフランス語を学び、思う存分美味しいものを食べること!

彼女がフランスに到着した当時の語学レベルは初級だったのにもかかわらず、お料理の分野のボキャブラリーについてはとても豊富でそのギャップに驚かされたのが今でも印象に残っています。

語学学校でフランス語を学ぶ傍ら、プライベートでは色々なレストランに行ったりフランスならではの食材を食べ比べたりというグルメ三昧の生活を送り、ダンスサークルに参加していつの間にか素敵な出会い(!)にも恵まれた彼女、フランス生活を送るなかで現地に残りたいという気持ちがだんだんと強くなり、一度は帰国したものの結果的にはワーホリビザを取得してフランスに再び戻ってきました。

2年間の充実した語学留学のおかげでフランス語が驚くほど上達していた彼女は、ワーホリでフランスに戻ると積極的に職探しを始め、そんな彼女があるレストランでの仕事を見つけるまではそう時間はかかりませんでした。

ダンスという共通の趣味がきっかけで出会った彼とは結婚し、公私共に順調にいっていたように見えた彼女ですが…現状に満足することなく今度はなんと自分のお店(レストラン)を開きたいと言い出しました!

というのも一般的に日本人は真面目でフランスで仕事をするとたいていの場合評価されて職場でも重宝がられますが、一歩間違うと都合よく使われてしまうという現実もあるからです。

自分のお店を経営するとなると大変な労力を要しますが、それが異国の地となるとなおさらです。

各種の申請手続き、レストランの物件探し、内装工事…実は内装工事半ばで工事を担当していた業者が倒産してしまい工事がなかなか進まなかったというハプニングに見舞われてしまった彼女ですが、旦那さんの多大な協力のもと、とうとう念願のお店をオープンさせました。

そんな彼女のお店は暖かいサービスに心のこもったお料理を提供してくれて、いつ行っても居心地が良いです。

困難だと分かっていてもあえてその道を選んだという彼女、持ち前のバイタリティーを生かしてこれからもどんどん活躍の場を広げていってくれることでしょう。

たぬき@フランス


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