外国に来たら、スーパーマーケットや屋外マーケットを巡るのが好きな人は多いと思います。
かわいいパッケージデザインや、日本ではあまり売られていない種類の野菜や魚が並べられているのを見ると、外国に来た!という感じがしますよね。
今回はデンマークの野菜、果物事情について。あまり知られていませんが、実は野菜や果物がデンマークに輸入される際のチェックは、EUの中でも飛び抜けて厳しいと言われています。
特に念入りに検査されるのは農薬。同じEUでも野菜果物に使用される農薬の種類や量には国ごとに違いがあり、デンマーク国内で収穫された野菜果物の農薬含有量は、他のEU加盟国のものに比べて格段に低いのだとか。
今では日本でもだいぶ一般的になってきた無農薬の野菜果物も、ここデンマークでは30年以上前から一般的なのだそう。日本では無農薬野菜というとまだまだ価格も高めで、どこでも買えるものではありませんが、デンマークでは大抵どこのスーパーでも、無農薬の野菜果物売り場があります。
気になるお値段も農薬使用のものに比べて若干割高なぐらいで、日本ほどの価格の差はありません。なので無農薬の野菜果物の敷居は、デンマークではとっても低いんですね。子供が生まれるとそれを機に無農薬無添加の食品に変える家庭も多いんだそうです。
デンマークで売られている無農薬無添加や、環境に優しい食品だと政府がちゃんと認定したものには、赤い王冠のøkologisk(ウコロギスク)マーク(写真参照)がついています。
このマークは野菜や果物だけでなく、精肉や乳製品、パン、卵、小麦粉やお菓子など、ほぼ全ての食品でもøkologiskマークがついたバージョンが見つけられます。
このøkologisk商品、やっぱり味も繊細というか、野菜や果物であれば甘みや香りが豊富であったり、普通のものより美味しく感じます。特に果物の味の差は顕著ですので、旬にøkologiskのものを買って食べ手見て下さい。私のオススメは、5月のデンマーク産økologiskイチゴです!
ruru@デンマーク