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今日はフランスの子供達に大人気の輪ゴムのブレスレットについてお話したいと思います!

これはもともとはアメリカで流行した 、小さな輪ゴムをいくつも繋ぎ合わせて作る“レインボー・ルーム”という名の編み具キットを使って作るブレスレットのことです。

レインボー・ルームをフランスに持ち込んだのは、現在はフランス北西部、カンペールに住むご夫婦です。

この夫婦が数年前に4人の子供達とアメリカに1年間ほど滞在していた際、当時9歳の娘さんがこのブレスレットを学校から持ち帰ってきたときにこれを目にしたのが夫婦にとってレインボー・ルームとの最初の出会いでした。

一家はすぐにこの「新しい遊び」の虜になり、またフランスから家族や友人が子供連れで遊びに来ると子供達は部屋に閉じこもってブレスレット作りに熱中し、何時間も部屋から出てこない(!)というのが毎回のお決まりのパターンになっていたとか。

この夫婦がフランスに帰国する際に何かアメリカの思い出を持ち帰りたいと思い、その思い出の品として選んだのがこのレインボー・ルームだったという訳です。

何年か前にも“シリーバンズ”(こちらは日本が発祥の地だとか!)という輪ゴムのブレスレットがフランスの子供達の間で流行りましたが、こちらは手首に巻いていると分かりませんが平らな場所に置くといろいろな形になっているカラフルな輪ゴムで、とにかく色や形の種類が豊富なこの輪ゴムを子供達は学校でお友達と交換したり手首に沢山巻きつけたりして楽しんでいました。

自分で好きな色やデザインを選んで作る楽しみが加わった今回の“レインボー・ルーム”、世界の著名な方々も身につけていたりして子供だけのブームと言って片付けることはできなさそうです。

レインボー・ルームファンの中にはブレスレットのみならず、携帯電話カバーやマスコット人形、ワンピース、さらにはビキニまで作ってしまう想像力豊かな人達もいて、特に2万本の輪ゴムで40時間以上かけて作られたレインボー・ルームワンピースはイギリスのネットオークションで日本円にして約3000万円のお値段で落札されたと一時話題にもなっていました。

ちなみにこのワンピースを作った女性はネットオークションに出展した際にはただ単にワンピースの製作費の元がとれればいいと考えていたそうです。

私の周りはまだお子さんの小さい(乳児)友人が多いのでいくら流行だとは言えあまり馴染みがないかな…と思いきや、ある日上司の腕にレインボー・ルームブレスレットが!上司曰く「昨日は仕事がヒマで、そのときに従業員の○○さんが作ってくれた」だそうです…。

さて、大人の間では仕事の暇つぶしにもなる(!?)このレインボー・ルームブーム、フランスでは果たしていつまで続くでしょうか?

たぬき@フランス


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