フランスと言えばワインを思い浮かべる方も多いと思います。
事実、フランスでは家庭での食事のお供にもよくワインが飲まれています。スーパーのワインコーナーの品揃えも豊富で2ユーロ前後から高級なものまでいろいろな価格のワインが並んでいます。
しかし、フランスで造られているのはワインだけではありません!
ドイツに近いアルザス地方に行けばビールの老舗で有名なクロネンブルグ社がありますし、ブルターニュやノルマンディー地方ではリンゴのお酒、シードルが造られています。南仏に行けばアニス風味が強いお酒(リキュール)、パスティスがあります。
フランスでは公園の芝生でピクニックをしながら乾杯したり、夏場には海岸でビールを飲んで喉の渇きを潤している人の姿もよく見かけます。
今の時期はパーティーも多いのでお酒を飲む機会も多いかと思います。ただし、お酒を飲む前に気をつけていただきたいことがあります。
自宅であればたまには思う存分飲むのもいいかもしれませんが、あなたの目の前にいるお友達は、あなたのお家まで何で来ましたか?パーティー後の帰りの手段を確認しましょう。
フランスでは、車を運転する人に対するアルコールテストで血液中のアルコールの濃度が0.50g/l未満であれば、そのまま何の注意を受けることもなく運転することが出来てしまいます。
アルコールの分解能力には個人差があるのでこの数値がどれくらいの量のアルコールを飲むと出るのかということを明言することは出来ませんが、考えようによっては日本だったら免停対象となる飲酒運転をしている人達がフランスにはそこらじゅうにいるということです!
せっかくの楽しいパーティーが台無しにならないよう、車で家に来たお友達が酔っているようなら帰りには公共の交通機関を利用してもらうなり、酔いが醒めるまで休んでいってもらうなりして、お酒に酔った状態で車の運転をするのは避けてもらいましょう。
自分が徒歩や別の手段で帰宅する際にも注意が必要です。周りを走っている車を運転しているのはお酒を飲んだ人なのかもしれないのですから!
美味しいお酒が安全に楽しく飲めるような注意と配慮を忘れないようにしましょうね。
たぬき@フランス