フランスのロレーヌ圏首府モゼル県メッスに住んで約一年、前のリヨンの生活よりも快適です。
メッスは、戦争の時代にドイツ領土だったこともあり、建物が赤い壁の硬い感じのドイツのような大きい建物が多いのが特徴です。
フランスでありながら、ドイツの良い影響や戦争の歴史が色濃く残る街です。近年まで、軍隊の駐留地でもありました。メッス駅や大聖堂は、大きくかなり豪華です。
ドイツ語や英語を話す人も多いです。街は綺麗で静か、親切な人が多いです。自然も多く、野生動物が見られます。
昔は鉱山の街として栄え、今も金属や技術関係に強い会社や大学があります。大都市ではないので、ビザ等の役所の手続きに長い時間待たされることもなく、お店の品切れ商品も少なく、住居も安い金額で大きな所に住めます。大型のお店もたくさんあります。
最近は、モダンで大きなモールが出来たこともあり、故郷仙台のように都会過ぎず、田舎過ぎず、丁度良いです。パリのポンピドゥーセンターの分館を日本人の建築家が建築したこともあり、メッスは親日家も多いです。
パリに行きたい場合は、TGVで約1時間半ほどなので便利です。ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグも近隣にあるので、いつでも隣の国に行くことが出来ます。
フランスの祝日に、隣の国に行ってお買い物が出来るのは便利です。特に、数キロ先のドイツに夫と車で出かけることが楽しみです。
ドイツ国境付近になると街の名前が段々、ドイツ語のようになり、国境を越えるとガラッとフランス語からドイツ語に変わります。フランスにはない商品を近隣諸国で買えるのは、文化の違いもあって、とても楽しいです。
フランスの有名な観光地のナンシーやストラスブールも近くにあります。特にナンシーが近いので、ガレ等のアール・ヌーヴォー時代の立派な美術が気軽に鑑賞出来ます。有名な画家のラ・トゥールの家も近いです。来年、私と夫はナンシー美術館のエキシビジョンに参加しますが、隣街との文化交流もメッスは盛んです。夫もそうですが、隣街や隣の国と仕事する人も多いです。メッスの難点は、北なので南より天気が悪く冬は寒いのですが、生活は便利で快適な街と言えます！！
Ｍｉｙａｂｉ＠フランス
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