デンマークで一番大きいイベントは、何と言ってもやっぱりクリスマス。
普段はあまり宗教ぽさは感じない国ではありますが、クリスマスは教会へ足を運ぶ人も多いです。
12月にならない時から街は既にクリスマスのイルミネーションとデコレーションで飾られ、週末ともなるとどこも人でいっぱい。みんな何をしているのでしょう?そう、みんなクリスマスプレゼント選びに忙しいんですね。
デンマークではクリスマスイブから26日まで、大体家族や親戚と連日美味しいご飯を食べてお酒を飲み、みんなでヒュッゲ(心地よい時間を楽しむ)するのですが、プレゼント交換もクリスマスの醍醐味。
子供がいる家庭ではクリスマスまで4回ある日曜日をアドベントサンデーとして、毎週プレゼントを用意する(人によっては12月24日まで毎日!)人も多いのです。
だからクリスマスの出費って、結構バカにならないんですよね〜…。普段はなくなってしまった物欲も、クリスマス時期になるとむくむくと湧いてきます(笑)。
デンマーク人の合理主義はプレゼントに象徴されます。というのも、みんなクリスマスに向けて欲しいものを書いたウィッシュリストを作り、家族間で回します。
みんなそこに書かれているものからプレゼントを選ぶという訳。
私としては、サプライズ要素もプレゼントのうちだと思うし、本当に欲しいものは自分で買うので、人の欲しいものを買い合うだけの行為のようなこのウィッシュリスト制度?はあまり好きではないのですが…。
プレゼントを返品交換するのもデンマークではごくごく当たり前のことなので、返品用のシールをつけてもらうのも忘れずに。
サイズが合わなかったりした時の為だけではなく、デザインが気に入らなかったり他に欲しいものがあった場合など、デンマーク人は全く遠慮せずプレゼントを返品交換します。
私も初めは『せっかくもらったものだし…』と返品交換は気が進まなかったのですが、そのうち誰も実はプレゼントに良くも悪くも思い入れはないのだということに気付き、今ではバンバン交換しに行く様になりました。
日本ではプレゼントというとロマンチックなイメージがあったりしますが、これもデンマークではあまり一般的ではないかもしれません。日本ではあまりクリスマスプレゼントに選ばれないであろう生活用品やキッチン用品、例えばタオルや靴下、フライパンなどもとても一般的なクリスマスプレゼントです。
とはいえデンマークのクリスマスはツリーも本物だし、教会へ行けば本場だなあ、と思います。美味しいクリスマスメニューのデンマーク料理を食べて、日本とはまた違う本格的でヒュゲリなクリスマスをぜひ楽しんで下さいね。
momo@デンマーク