いよいよクリスマス(ノエル)まであと約1ヶ月、フランスでは各地でクリスマーケットが開催されたり、スーパーでもクリスマスの晩餐用の食材やモミの木が並んだりとすっかりノエルの雰囲気一色になってきました。
日本では師走でバタバタしている方も多いかと思いますが、フランスでもこの時期はプレゼントや家族揃っての食事会の食材の買出しでどこのお店も賑わっていて、なんとなく慌しい雰囲気が漂っています。
私のこの時期の楽しみはクリスマスマーケット、そしてこれらの屋台で味わうホットワイン(ヴァン・ショー)や焼き栗!それから…いろいろなお店のショーウィンドーです!
パリのプランタンやギャラリー・ラファイエットといったデパートのショーウィンドーのデコレーションは有名ブランドとのコラボレーションで豪華な飾り付けをしたりして、これはもはやクリスマスの風物詩になっていると言っても過言ではありません。
ちなみに、先日テレビである2つのお店のクリスマス用ショーウィンドーの設置について密着取材したものが放送されていました。
とある小さな街にあるワインのお店では、プロと打ち合わせをしながらデザインを作成した後、小道具の調達、そして設置までをトータル的にプロにお願いしていて、かたや小さなチョコレート屋さんではお店の女性オーナーが飾り付けの用具を「これはどうかしら?あら、この金色の3段トレイは私達の商品の魅力を引き出してくれそうだわ」などといろいろ物色しながら全てを自分自身で調達して飾り付けをしていました。
ちなみに結果的には両者ともお店の飾り付けにかけた金額は約500ユーロ、これが高いか安いかを判断するのはクリスマスまでの売り上げを見てからになりそうですが、とにかくお客さんの目を引こうとフランスではパリの有名店だけでなく、どこのお店もクリスマス用のデコレーションにはかなり気合を入れています。
この時期のお散歩は少々寒いですが、どのお店のショーウィンドーも目を楽しませてくれるので外出する価値はあるでしょう!
歩き疲れたらクリスマスマーケットの屋台でヴァン・ショーを飲みながらほっと一息ついたり、皆さんにもこの時期にしか楽しめないノエルの雰囲気を是非満喫していただきたいと思います。
たぬき@フランス