韓国のオーガニックブームは、私が韓国にワーキングホリデーでやってきた2007年の時点ですでにブームとなっており、『ウェルビン(웰빙): Well being』という言葉もすでにできていました。
当時から、特に食べ物に関して健康志向のものが多かったように思います。
そもそも韓国料理には、『医食同源』の考えが色濃く反映された料理が多いです。材料にも、高麗人参やニンニクにはじまり、ナツメやショウガなど・・・健康に良いとされる食材が入ってることが多いです。
ニンニクに至っては、韓国料理を食べる時には必ず含まれていると言っても過言ではないです。(笑)(ただ、韓国料理の味付け自体は今でも濃い目の料理が多いので、年齢的に食事に気をつけている私は、少し調整して食べるようにしています。)
さて、そんな韓国の健康食品ブーム。ここ数年前からは、『有機農(유기농)』の食品が多くなりました。韓国にある各種大型マートでも、どこに行ってもほぼ全てに『有機農食品コーナー』が設けられています。
私の家の近くにある金浦空港ロッテモールのロッテマートは最近店内改装し、『ORGA』というオリジナルコーナーが拡大されていました。
アメリカなどにある『Whole Foods Market』みたいな、有機農食品専門の大型マートはありませんが(小さな会員制のスーパーはあります!)、近々できてもおかしくないんじゃないかと思うほどです。
ただし、韓国のこういう有機農食品コーナーは、もちろん他の類似食品に比べて割高です。
前に、オミジャ茶を作るために、オミジャの実を韓方市場に買いにいったときに市場の方に、有機農とか無農薬のものは無いのか尋ねたときに市場の方に、「そんなの正直『有機農』とかってラベル貼ったら、高めに売れるから、みんなつけてるだけなんじゃないの~!?」なんて言ったご意見もありました。(^^;)
真相は分かりません。。。個人的には有機農のラベルで盲目的に安心するのではなく、自分の目で確かめて納得の商品を選ぶより他ない気もします。
その他は、やはり赤ちゃん用の食品にオーガニック系が目立ちます。やはり子どもには安全な食べ物を与えたいという親心をぐっとつかんだ食品が目立ちます。
健康食品と言えば、サプリメント的な栄養剤も有名で、『オメガ3』とか、よく耳にします。カプセルや錠剤みたいになってるビタミン剤も意外と飲んでる人が多いようです。
余談ですが、食品以外でオーガニックといえば、最近韓国でも目に するようになってきたのが、日本でもよく目にする『オーガニックコットンの服』。韓国では、赤ちゃん~子供服でよく見かけます。
食品の品質の偽装問題だけでなく、大気汚染や、アトピーなど韓国でも健康を心配する人は多いです。これからもオーガニックは拡大していくと思われます。
イロミ@韓国