フランスワーホリ
日本人の美徳とされる「礼儀礼節」は、フランスでは、心の距離を取っていると相手に理解されないことが多々あります。

日本人とフランス人の違いについて、いくつかお話しましよう。

一つは、フランス人は、あまり日本人のように「ごめんなさい」とか「すみません」という言葉を頻繁には言わず、代わりに「ありがとう」と言う言葉を使います。

日本では腰を低くし、自分を控えることが「礼儀正しい姿勢」とされます。

フランスでは日本人の「ペコペコ」した態度はまったく理解されません。むしろ、余所余所しい態度として捉えられ、相手は心を開いてくれません。

フランス人は日本人とは違い、あまり相手の身分や行動を気にしない傾向にあります。個人主義の国ならではの価値観ですが、相手と対等に身分の上下関係なく、フレンドリーに接することを好みます。

二つ目はフランスでは、日本ならではの「遠慮」という態度はあまり理解されません。

例えば、人の家に招待された時に日本では人の家でガツガツと物を食べることは恥とされます。フランス人は、人の家であろうと遠慮なく、たくさん食べたい時はたくさん食べ、飲みたい時はたくさん飲み、人との会話を楽しみます。

また、日本では、夜遅い時間に人の家に滞在することは失礼なことですが、フランスでは、親しい人たちが夜中までおしゃべりに夢中になることは日常茶飯事です。

よっぽどの用事がない限りは、席を中座して話の腰を折って帰宅することは、相手を失望させます。

三つ目は、フランス人は、仕事よりも「自分の幸せ」や「家族の幸せ」を優先的に考えます。

日本の価値観で、仕事にだけ没頭している人は、脅威の目で見られ、おもしろくない人と勘違いされ、孤立します。

自分の気持ちを単刀直入に言わないことや、黙っていても相手が察するだろうという相手任せの考えも全く理解されません。

このように日本での「礼儀礼節」とのギャップに戸惑いながら「郷に入っては郷に従え」の柔軟な考え方がフランスでは、とても大切なのです。

Miyabi@フランス


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