日本の出前というと、店屋物(丼物)、お寿司、ピザ、お蕎麦、ラーメンといったものが浮かびますよね。
韓国にも出前文化があり、日本よりも頻繁に利用されています。
出前は「配達」という漢字を使って「배달/ペダル」と発音します。なのでイメージ的に自転車に乗って来そうですが、バイク便がほとんどです(笑)。
韓国の出前で代表的なのは中華、といっても真っ黒なジャジャ麺が定番です。お店で出てくるように、黄色いタクワンと生タマネギを一口サイズに切った物も一緒にやってきます。
だいたい酢豚もどきの「탕수육/タンスユク」という食べ物とセットで注文します。
日本では、見かけないのが「보쌈ポッサム」、ひたすら蒸した豚肉が入っている発砲スチロールの容器とサンチュやキムチ、青唐辛子が入った容器、それにタレがついてきて、お好みで豚肉を包んで食べます。
そして日本だとフライドチキンの専門店といったらケンタッキーぐらいしか思い浮かびませんが、韓国では街の至る所にフライドチキン専門店があり、出前もしています。
チキンはピザを頼むくらいポピュラーなメニューで、なぜか四角く切った大根の酢の物がセットで必ず付いてきます(笑)。
最近では配達アプリもあり、店舗検索ができたり、チェーン店では、会員登録しておけばお店側がGPS機能で注文者の場所を確認できたり、クレジット決済できるものまであります。
日本だと人によりますが、基本的には器をきれいに洗って返しますよね。
韓国では、アパートだとよくドアの外に器が放置してあるのですが、食べ残しもガンガン入った状態で置いてあります(苦笑)
配達も速いけれど、器の回収も速いから、そんなに気にならないのかしら??
写真:マンションのエレベータの中に、出前のメニューのチラシがいっぱい。マグネットタイプで冷蔵庫に張り付けておけるものもあります。自炊に疲れたり、友達が遊びに来たら出前を頼んでみるのも面白いですよ!
ミヤケ印@ Seoul