私が海外に住んで働いてみたいと思ったきっかけは、まさにこの言葉がきっかけでした。
日本に生まれ、育ち、この国で一生働いて暮らして行くのは平凡で幸せかもしれないけれど、海外で暮らしてみることでより刺激のある英活を体験してみたい、いろんなことを感じてみたいと思っていました。
しかし、私の英語は高校卒業程度のレベル。こんな状態のまま、本当に海外で暮らせるのだろうか、現地に友達もいない、お金も無い…不安なことは山ほど。
でもだからと言って、このまま大学を卒業し、日本で働く自分も想像できない!そんなとき、親にこう言われました。
「理想は理想であって、現実を見なさい。海外で暮らしたからと言って英語が話せるようになるわけでも、楽しい生活が送れるわけではない。日本にいても英語は勉強できる。」と一言。
この言葉で私の中で何かが吹っ切れました。そんなことは無い!このまま何もしないでただ諦めるのは自分らしくない、とすぐに日本から近いオーストラリアに二週間行くことを決め、電子辞書を片手にいろんなところを回り、仕事の情報などを集めました。
そして、そのときホストファミリーの家にお世話になったのですが、私の英語を真剣に聞いてくれたり情報収集を手伝ってくれたりしてくれました。
そのホストファミリーの支えもあり、大学卒業後、無事オーストラリアに渡ることが出来ました。そのときのファミリーとは今でも頻繁に連絡を取り、本当の家族みたいに仲良くなりました。
私が海外生活で大切だと思うことは、英語のレベルでもお金でも無く、恥ずかしがらずに誰とでも話してコミュニケーションを取ることと、人との出会いを大切にすることだと思います。
これまで日本で過ごしてきた中で、私たちはどのくらい海外について知っているでしょうか?
今やテレビや雑誌、インターネットで、どんなことでも調べられる世の中ですが、実際に現地に行って、空気を吸い、生活してみると、なんとなく知ったような気になっていたことが、思っていたことより違っていたり、より詳しく体感できると思います。
それと同時に、自分が今まで住んでいた、日本という国についてより深く考えさせるきっかけになるかもしれません。
百聞は一見にしかず!皆さんも、少しでも興味があったら、勇気を出して是非海外に足を運んでみて下さいね。
Mii@NZ