フランスで起業したり、現地の組織でフランス人に混じって頑張っている人など、フランスで活躍する日本人は沢山います。
その中でも真っ先に私の頭に思い浮かんだのは、福岡県出身の料理人、松嶋啓介さんです。
彼は20歳という若さで日本を飛び出し、フランスに料理の修業にやって来ました。
現在では彼のプロデュースするレストランやビストロがフランスや日本に複数存在しますが、その原点は彼が25歳の誕生日に南仏のニースにオープンしたお店「Kei’s Passion」にあります。
この3年後に彼は外国人として最年少でミシュランの一つ星を獲得するという偉業を成し遂げています。
また、この年にレストランは「Keisuke Matsushima」と名称を自身の名前に改め改装拡大オープンしています。
日本人の感覚を大事にし、その土地の素材を使って表現する彼の料理は沢山の人を魅了し続けています。
フランスの土地に根付きご自身の夢を実現させた彼は、震災以降チャリティーディナーを定期的に開催したり、日本人(企業)が海外で活躍できるようサポートするコンサルティング業務を行ったりなどと様々な分野で精力的な活動を行っています。
海外での生活は困難を伴うことも多くありますが、それでも海外生活は面白いと捉え、新たなチャレンジを続ける彼の姿には、同じ海外で暮らすものとして共感を覚えます。
これからフランスに来る皆さんも強い意志と信念を持って、フランスで是非夢を実現させて欲しいと思います。
たぬき@フランス