デンマークでの滞在中に日本で選挙があった場合は、在外投票という制度を使ってデンマークからも投票することができます。
この在外投票制度で投票できるものは国政選挙、衆議院小選挙区選出議員選挙、参議院選挙区選出議員選挙と、それらの補欠選挙及び再選挙が含まれます。デンマークに3ヶ月以上滞在していればこの権利が適用されますので、ぜひ利用するようにしたいものです。
登録資格は、20歳以上であることだけです。以前までは3ヶ月未満の滞在期間では投票することができませんでしたが、今では申請することができます。
ワーホリで一年デンマークに滞在しようとしている人は恐らく日本で転出届を提出してから入国していると思います。日本で転出届を提出していない場合は、在外投票制度を利用することはできませんので注意が必要です。
まずデンマークに来て、住民登録が済みCPRカードが交付されたら、居住住所管轄の在外公館(コペンハーゲンなら在デンマーク日本国大使館になります)へ出向いて、在外選挙人名簿への登録をしましょう。
申請書は在外公館にありますし、外務省のホームページからもダウンロードできます。
その際にパスポートと、現住所を確認できる公的な書類(通常はCPRカードで可)を持参しましょう。
書類を申請したら、日本から在外選挙人証が数週間ぐらいで届きます。選挙の際はその選挙人証を持参して(もしくは郵便投票)投票するという訳です。この選挙人証は滞在中の選挙時に毎回使うものですので、長期滞在者の人は保管に十分注意しましょうね。(現に私は一度紛失して投票できず、慌てて再交付したことがあります…)
『たった一年ぐらい選挙に行かなくたって…』と思う人もいるかもしれませんが、政治に無関心ではいつまでたっても変わりません。
日本では二重国籍が認められていないのも、この在外投票率が低いのが理由のひとつなんだそうです。日本国民としての自覚を持って、一年に一度あるかないかの選挙時ぐらいは国民としての責任を果たしたいものです。
詳細は各自リンク先でしっかり確認して下さい。
在デンマーク日本国大使館
http://www.dk.emb-japan.go.jp/index_j.htm
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
ruru@デンマーク