デンマークでワーホリに来たら、日本からの送金や運良く仕事が見つかった時などの為にも、銀行に口座を開くのが望ましいのですが、その時にキャッシュカードに付随して作ることができるのがダンコート(dankort)と呼ばれるデンマークのデビッドカードです。
ここデンマークでは日本と比べるとかなりのカード社会で、現金が1クローナもなくても生活できると言っても過言ではないほど。
現金がないと困るのはコインランドリーとバスに乗る時ぐらいでしょうか。電車に乗る時はチケットがカードで買えますが、バス車内では未だ現金のみの応対です。
タクシーに乗る時もカード払いができますし、スーパーやコンビニ、カフェ、映画館、八百屋さん、ケバブ屋さん、各種小売り店では現金ゼロでも何ら困ることはないでしょう。
そして覚えておくと便利なのが、スーパーでダンコートを使って買い物をした時に現金ももらえるということ。
文で書くとわかりにくいのですが、品物の代金をダンコートで払って、その上現金も必要ならその場で上乗せして現金をレジから受け取ることができるのです。
例えば50krの清算をダンコートで済ませ、300krが必要な場合、ATMに行かずともレジで300krを受け取ることができるというわけ。そして口座からは350krが引かれるという理屈です。
どうしても現金が必要だけどATMを探すのが面倒な時などにはとても助かります、このサービス。なので私はダンコートを作ってからは財布に現金がないという状態が普通になってしまいました。
これに慣れると日本でもカード一枚でふらっと出ていってしまい、一時帰国中に一人でカフェに入って現金がゼロ、支払い時にとても恥ずかしい思いをしたことがあります(笑)。
ダンコートを使う時に注意することはひとつ。PINコードを入力する際はATM前でもスーパーの中でも、必ず入力中の手元を隠してPINコードが見えないようにすることです。
特にレジに並んでいる時、これを怠ってコードが後ろの人に丸見え、清算を済ませて商品を詰めている間にスリにあい、正しいPINコードを覚えた犯人がATMから限度額いっぱいを数回にわたって引き落とされ、買い物に乱用されてしまったという話を聞いたことがあります。
なのでダンコートのコード管理はカードの扱いと同じぐらい慎重にしましょうね。
ruru@デンマーク