私がドイツに来て毎度ほっこりすることは、手作りの文化です。
以前、結婚式に呼ばれた際のプレゼントの話をしましたが、ここではあらゆるプレゼントが手作りです。それは見栄を張った高価なものではなく、相手に必要なものを考え用意します。たとえそれがUSEDで使用感があっても、渡す紙幣がヨレヨレでも、中身がしっかりしていればOK。まさに花より団子です。
例えば、フリーマーケット見つけたお皿にチョコレートをのせて綺麗にラッピングしたり、小さなオブジェに可愛く紙幣を挟んで子供にプレゼントしたりするのですが、そのアイデアにいつも驚かされます。
ラッピングもそれぞれに味があり、可愛らしいです。

手土産には、ワインやチョコレートが一般的ですが、同様に手作りケーキも多いですね。ドイツでは15時のティータイムに自家製ケーキとコーヒーを楽しむ文化があるので、そのためのケーキを焼いて持っていくのです。節約家で合理主義なドイツ人は、無駄な見栄にはお金を使わないため、自宅で出来る限り準備し、時間がない場合はベーカリーでスイーツを購入したりします。
日本では、手土産にその土地の名物や高級菓子を持参したりしますよね、それが礼儀でもあり、あまり面識のない人にいきなり手作りはちょっと・・・という気もします。しかしここではそのような考えはなく、単純に手作りの温もりがとても喜ばれ、手間をかけてくれた心遣いが大切にされています。また実際、味も手作りの方が美味しいのです。
日本では、お土産屋さんやその店でしか味わえない特別な美味しさがありますが、ドイツにはそのようなものがあまりなく、バリエーションも豊富ではありません。もともと多くの調味料が融合した繊細な味より、素朴な味つけが多く、それがより好まれている気がします。
最初はその違いに少し戸惑いましたが、郷に入れば郷に従え。それに慣れると、それはまた楽で良いものです。

ライター:yodan@ドイツ


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