ドイツに滞在するなら、ぜひドイツ車でアウトバーンを爽快に走りたいものです。ましてやワーキングホリデーや留学といった長期滞在ならば、尚の事便利な“車”。
ドイツでは6ヶ月以上滞在し運転する場合、ドイツの運転免許証への書き換えが必要になります。(6か月間以内であれば、日本の運転免許証とそのドイツ語訳、あるいは日本の運転免許証と国際運転免許証を携帯していれば運転可能)

ドイツの運転免許証の申請は、住民登録&滞在許可取得後、居住地を管轄する運転免許センター(Führerscheinstelle)で手続きをします。
必要書類は、身分証明書(パスポート・滞在許可証)、住民票、証明写真1枚(縦45mm x 横35mm)、日本運転免許証、日本運転免許証のドイツ語訳(運転免許抜粋証明)です。ドイツ語訳ですが、自分で訳したものではなく、認証翻訳が必要。大使館で運転免許抜粋証明を手頃に発行してもらえますが、大使館が遠い場合など交通費を考えると、近所のADAC(日本でいうJAF)や、インターネットで翻訳を頼む方が良いかもしれません…(約6000〜12000円)

また、さらに以下の条件を満たすことも必要です。半年以上のドイツ滞在を証明でき、日本の運転免許証がドイツの運転免許証への切り替え申請日にまだ有効であること。日本の運転免許証に記載されている運転免許取得日がドイツ入国前の日付けであることも重要です。
公式情報では『住民登録日から6か月以内であれば、学科試験、実技試験は必要ありません。』と記されていますが、実際には、日本は“Anlage 11 zur FeV”に属しているので、ドイツ滞在3年以内であれば学科&実技試験が免除されるようです。しかし、管轄区域&担当者によって必要書類及び条件が違う場合があるのて注意! インターネットや公式情報だけでなく、実際に行って聞いてみるのが確実です。

私の管轄所では、書き換え手数料が29,90€(約3,900円)で、住民票&試験は不要、そして手続きから免許証受け取りまでに1ヶ月半かかりました。
さらに免許証の書き換え時に回収される日本免許証ですが、原則として手続き後、免許センターに引き取られ、後日、在ドイツ日本国大使館宛てに送付、そして私達の手元に戻るはずなのですが・・・何故かそのように事が回らないようです。信じられない話ですが、日本の免許証を返してもらえる期待は薄いです。運が良ければ数ヶ月後に郵送されてくるといった感じでしょうか。
『それじゃあ日本に帰国したときに運転できないじゃない!』と心配になりますが、大丈夫。一時帰国の場合、ドイツ運転免許証&その日本語訳を携帯していれば、日本で1年間運転することができます(私達はドイツで発行された国際運転免許証で日本で運転することは出来ません。)そして本帰国の場合、ドイツ運転免許証から日本免許証に書き換える事もできます。

と、なんだか複雑な免許更新ですが、それでもなんとかなるものです(笑)
皆、ドイツでの事務処理一連には毎度一苦労。しかし、免許を貰えば15年間そのままドイツで運転し放題! ドイツに長期滞在したい方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

ライター:yodan@ドイツ


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ