さて、気がつくともう夏休みシーズンですね。なんだか今年はコロナやオリンピックといった話題で、”夏休み”というドイツ人にとって最大の長期休暇イベントが存在感をなしていない気がしていましたが、いえいえ、皆きちんと準備をしていたようです(笑)。

今年は多くの人がドイツ&EU各国に出かけています。少しビックリ。例年のように世界各地へとはいきませんが、それでも出来る限り楽しもうと皆それぞれにプランを立てていました。夏のこの開放感と、『今思いきり楽しまなきゃ!』とでも言うような陽気な雰囲気は、こちらに来ないと味わえないものでしょう。
私の同僚はイタリア旅行を計画し、夏までにコロナのワクチン接種を終わらせられるよう、春から小さな村の診療所を廻って空き予約を探していました。また、二回目の接種予約日が7月後半から8月中になる人は、なんと休暇外出と重なるため接種に来ないという事態が続出・・・信じられない状況です。ドイツ人にとって、夏休みがどれだけ大切なのかということですね。
ちなみに私は、ドイツ国内の小さな村に一週間滞在することにしました。沢山の自然の中で疲れを癒そうと思います。

さて『休みに疲れを癒やす』というと当たり前の事のようですが、ドイツ人にとってそれは一番の目的ではありません。休みは家族や友人と楽しむもの! そこからエネルギーと活力をもらうのです。さらに仕事へのモチベーションにも繋がるので、長期休暇を満喫しリフレッシュすることは、とても大切なのだそうです。

ところで、ドイツ語コースでこんな問題がありました。『来週またフルパワーでがんばれるように、週末は休み、体力を回復して下さい。』・・・これはポジティブ?ネガティブ?
答えは勿論、“ネガティブ”です。休みは“楽しむため”にあるのですから。
週末休まなければならないほど働くのは、働きすぎなのです。仕事はきちんとやるけれど、『仕事<プライベート』のバランスがはっきりしているドイツ。夏休みは勿論、羽根を伸ばして当然ですね♪

ライター:yodan@ドイツ


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