エコ大国のドイツ。インテリアから日用品まで自然素材の物が多く、また使い捨て品が日本より格段に少ないです。随分前からエコバッグが当然で、スーパーのレジ袋を使う人はほとんどおらず、家庭ではサランラップの代わりにタッパーを使ったり、キッチンペーパーを使う頻度も少ないです。さらに鼻を噛むティッシュでさえ何度も使います(笑)…。
また、蚤の市で古い物を見つけ再び使ったり、今では日本でいうメルカリのようなネットサービスも定着しつつあります。私の知り合いは、靴下の底が薄くなっても使い続け、大きな穴が開くまで捨てず、時には小さな穴を縫い合わせて塞いでいたりします。日本ではなかった光景に、ビックリしたりホッコリしたりな私です。

さて、今回はドイツで一般的な『デジポット制度』について。この国のポイ捨て問題を飛躍的に改善したこの政策、ペットボトル一本約30円(25セント)、ビール瓶一本約10円(8セント)で回収してもらうことができます。ドイツのスーパーには必ずこの回収用の機械があり、そこに空きペットボトル・瓶を入れ、合計金額分のレシートをもらいます。そしてそのレシートをスーパーで現金として使うことが出来るというわけです。なんとも合理的!ドイツ人も、これ以来ポイ捨てが減り道が綺麗になったと満足げです。ドイツに来たら、飲み物の空きペットボトルをそのまま捨てず、スーパーに持っていきましょう♪
中にはデジポットではない容器もありますが、このペットボトルと瓶のイラストマークがデジポットの目印です。しかし間違っても大丈夫。機械が受け付けてくれなければ、その場で容器を処分すればいいだけの話です。
ドイツに来て、ホストファミリーと日本人の知り合いにすぐに教えてもらったこの制度、知らなきゃ損! 実際、ドイツの飲食品は日本よりも手頃な印象で、飲み物に既にデジポットが含まれているとは思いませんでした。
エコ&ゴミ問題にはそれぞれの国に合う政策が必要ですが、この制度は日本も見習えそうですね。

ライター:yodan@ドイツ


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