コロナが始まって早2年。ロックダウンだ、なんだでざわついていたアイルランドですが、8月からはワクチン2回接種後でデジタルパスポートを持っている者に関しては、EU諸国への隔離なしで旅行ができるようになりました。
まぁ、提出用ドキュメントは多いですが、PCRや隔離がないだけでも大分違います。
企業も徐々にリモートから会社への出勤に移行してきており、11月半ばにはコロナによって就業ができない人への金銭的サポートも完全に打ち切られる方向です。
学校も開き始めました。ただし語学学校はもうしばらくリモートのようですが。
レストランやパブも開き始め、ナイトクラブも開いてきたようです。また映画館などの娯楽施設も営業を開始しました。ライブなども今後は始まるようです。しかし、これらに参加するのはデジタルパスポートが必須ですし、マスク、名前と連絡先の記入は必須です。
一部のワクチン未接種者(本人の意思による方々です)は、引き続き、娯楽やレストランでの会食などはできないわけです。これに対し「差別だ!」と騒いでいる方を時折お見かけしますが、これは区別です。
こういった未曽有のパンデミックの時には、このようなスクリーニングも致し方ない。ワクチンの効果云々もですが、接種することで受ける利益・不利益、接種しないことで受ける利益・不利益を鑑みたうえで、接種するかどうかを考えたはずなのに、不利益に対して声高に差別だ区別だ叫んでいる人は身勝手だと思います。
スーパーは夕方には相も変わらず長蛇の列ですが、生活はほぼ普通になってきているかと思います。ただし、閉鎖された公共の場所や公共交通機関などはマスクは必須です。
早くEU以外の国にも隔離なしで行けるようになって欲しいものです。
ライター:yuki@アイルランド