スーツケースひとつに夢をいっぱい詰め込み、カナダにワーホリで来たのはまるで昨日のようですが、気がつけば、16年たちました。時のたつのが早すぎて、自分でも驚きます。
この16年、本当にいろんなことを経験しました。英語があまり話せなかった当初に比べて、今の所日常生活には問題ない程、いや、売られた喧嘩はきっちり買えるくらいにはなりましたが、海外生活が長くなってくると、日本に帰国するたびに気がつく自分の変化に本当に驚きます。
ダメなものはダメ、嫌なものは嫌、と割と自分の意見をはっきり言う機会が多いカナダ生活。知らない間に、初々しかったわたしも、気がつけば鉄のような鉄板の強さをもつ女性になっております。
また、自分の意見を求められることが多く、自分の意見や考えをはっきりと相手に伝えるようになりました。
これからワーホリでくる方も、不必要に強くなる必要はありませんが、自分が納得いかない状況に、ヘラヘラ笑ってやり過ごすのではなく、自分の思っていることはできるだけ伝えるようにしていったほうが、カナダ生活、随分潤滑に進むと思いますよ。
わたしが、カナダにある専門学校で職員として働いてる時の話ですが、日本人留学生と校長先生との面談に通訳で入ることがたまにありました。
留学生は、カナダ人社長の質問にはどのようなことにもニコニコしてイエス、イエス、ノープロブレムと答えることが多いのですが、日本人のわたしには日本語で、学校での不満や愚痴を堰を切ったように話し出すことが多々ありました。
その場ですぐ訳して社長に伝えるのですが、社長は必ず、「今彼女はノープロブレム、イエスイエスといって、学校には何も問題がないといったのに、どうして君には全く違う話をするんだ」と理解してもらえないことが多々ありました。
学校に対して不満に思っていることや、納得いかないことなどがあった場合、無理して何もないふりをせず、はっきりと校長や学校職員に伝えたとしても、彼らが怒ることや無視することはまずありません。その辺は日本と違って、腹を割ってはっきりと伝えたほうが、向こうもすんなりと聞いてくれ対処してくれますよ。
カナダワーホリ生活が、充実したものになりますように!
momo@バンクーバー