カナダに来て驚いたことの一つに、ベジタリアンが多いことが挙げられます。
日本にいた時には、直接ベジタリアンの方に会ったことはありませんでした。
しかし、トロントの友人にはベジタリアンの方が何人もいます。体にいいと信じてやっている方が多いようです。
その方と食事に行く時には、レストラン選びも少し配慮しなければなりません。ただベジタリアンと一言にいっても、乳製品をOKとしている人もいれば、魚までOKとしている人まで様々ですので、確認する必要があります。
ダウンタウンにはベジタリアンレストランが多くありますし、そうでないレストランでも、ベジタリアンメニューを用意してある場所があります。
人種のるつぼのトロントでは、宗教上の理由から豚がダメ、牛がダメなど、ベジタリアン以外にも食事に制限がある人もたくさんいますので、日本と違うなと感じるポイントの一つだと思います。
健康志向が強いとも感じています。それは特にドラッグストアのサプリメントコーナーを見た時です。同じビタミンCでも5種類くらいのメーカーがありますし、オレンジ味・いちご味などフレーバーのバラエティも豊富です。この背景にはカナダの保険制度があると思います。
カナダの中でも州によって異なりますが、例えばトロントではOHIPというカードがあれば、医療費のうち診察料などは無料なのですが、薬代は個人負担です。
薬については個人保険に加入している方も多いですが、なるべく薬を飲まなくて済むようにと、予防に力を入れている方は多いです。サプリメントの市場が発達している背景には、このような金銭的な問題も挙げられそうです。
また、スーパーのお菓子コーナーに行くと、トランス脂肪酸が入っていないとか、原材料はオーガニックですと表示されている商品も多いです。
健康を意識する気持ちは皆同じですが、力の入れる部分の差に文化の違いを感じることができ、面白いですね。
Nataly@カナダ