ワーホリや他のビザで１～数年、カナダ生活をどっぷり楽しんだ後に日本へ帰る方はたくさんいます。帰国後の生活は、個人の年齢や状況によって変わります。
大学を休学して渡加していた者は、また学校へ戻ります。一学年下の子達と授業を受けるので、はじめは留学時代の生活とのギャップや新しい環境を苦痛と思う事もあるようです。けれど、留学で得た経験は自信につながり、就活の時期がくると、カナダ生活で得た経験をどう生かしてゆくか、また自己分析に役立てる事が出来ます。
社会人には二通りのパターンがあります。ひとつは、仕事を休職して留学していた者。業種によっては、会社からの支援を得て滞在していた方もいますが、ほとんどの場合は自己都合により休職して留学しています。そのため、同僚の理解がないと仕事へ追いつくのが大変なこともあります。
もうひとつは、仕事を退職して留学していた者。帰国後に就職活動をしなければなりません。英語を使う仕事として、秘書や航空業界、旅行関係、金融関係、翻訳、留学業界などが人気のようです。実際に英語を使って活躍している人はたくさんいます。
日本へ戻ると、ギャップに悩まされる事もあるかもしれません。厳しい事も書きましたが、私の周りでは、留学した事を後悔している人はひとりもいません。
常に順風満帆なんてことはありえないですが、カナダ生活でいろいろな人から刺激を受け、成長できたと感じる瞬間があるのです。日本の常識が通じない場所で、育ってきた環境がまったく違う人と知り合うことで新しい発見がありますし、いろいろな事を顧みるきっかけになります。それは日本にずっといるのでは経験しえないことであり、その人の財産だといえます。
帰国後の事を考えて留学に踏み切れない方、これからどんな事が待っているのか先々を考えすぎず、今自分がしたいことは何かを優先してみるとよいかもしれませんよ。
Nataly＠カナダ
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