カナダはコネクションが重視される社会です。
コネクションがたくさんある人=顔が広く、人望が厚い人という認識が強く、条件のよいポジションは一般に公募されるよりも知り合いの紹介で決まるケースが多くあります。
会社にとっても、知っている社員の推薦ならば安心というメリットがあるのだと思います。
日本では裏口入社、と悪い印象が強いコネ入社は、カナダではプラスに見られるのですから、所変わればですよね。
初めてカナダに来た頃はコネのなかった私が初めにとった行動は、人脈作りでした。
やりたいことは決まっていたので、そのポジションにつくためにまずはボランティアから始めました。
ボランティアにも面接があるのですが、初めて書いた英語のレジュメを持ち、何を聞かれるのだろうとドキドキして面接場所に向かった記憶があります。
私の初めての面接は、幸いにも1対1でした。面接官は私が将来何を目指しているのか、なぜボランティアにアプライしたのか、それにかける意気込みなど、私の話に真摯に耳を傾けてくださったので、言いたいことはすべて言えた!と面接終了時にかなり手ごたえがありました。
カナダは日本と異なり面接の結果は「そのうちに」電話するから、と言われることが多いと聞きます。
1週間後のこともあれば、半年や1年後など忘れたころになって連絡がくることもあるそうです。私はそんなに待つ気はありませんでしたが、幸運にも翌日に採用の電話をいただくことができました。
その後、そのボランティアを通じてさまざまなコネクションを築き、数か月後には念願のポジションに配属され、希望していた経験をすることができました。
ボランティアでは同じバックグラウンドを持つ同志もいましたし、異業種の方にも会えたので非常に充実した毎日を過ごすことができました。
よい条件の面接に通らないと悩んでいる方、違う方向からアプローチしてみるのもよいかもしれませんよ!
Nataly@カナダ