私が、カナダのトロントに来ようと決めて日本の仕事を辞めてから実際に渡加するまで、数か月のブランクがありました。
自分の仕事に関係のあるコースをとる予定でしたが英語力に不安を覚え、急きょフィリピンで英語修行することにしたのです。
3か月滞在しましたが、英語漬けの生活を経験したことで度胸がついたと思います。
フィリピンでの3か月の武者修行を終えて念願のカナダへ来たわけですが、最初は大変なこともありました。
言葉や習慣の違いに悩んだこともありましたし、失敗もたくさんしました。
でも人種のるつぼであるトロントの方たち、少なくとも私の周りの友人たちは、違うバックグラウンドや文化をもつ私を優しく受け入れてくれました。
言葉の壁は今でも感じることがありますが、その都度消化できるようになりました。今では失敗の数々もいい思い出…というより笑い話になっています。
海外で暮らすのは、楽しいことばかりではありません。日本にいる家族や友人を懐かしく思うことは多いですし、日本の常識が通じずに歯がゆい思いをすることもあります。
病気になった時の心細さ、食べ物や習慣の違いなどは、どれだけ日本でリサーチしていても、実際に体験しないと分からないことだと思います。
でも、海外に出ることはとてもよい選択だったと感じています。私は以前よりも明るく前向きになり、物おじしなくなったと家族や友人から言われることが多いですし、自分でもそう感じています。
日本では頼れる存在が近くにたくさんいますが、海外では受け身でいたら何も始まりません。
自分が何をしたいのか、という目標を意識していれば、おのずと道は開かれます。
カナダに定住するにしても、日本へ帰るにしても、「自分がいまカナダにいる意義」を考えて暮らすことはとても大切だと感じています。
みなさんも、是非自分の中で目的を明確にしておくことで有意義な時間を過ごしてくださいね!
Nataly@カナダ