日本では、年の瀬になると忘年会がたくさん始まります。12月31日には紅白歌合戦を見て、一年を振り返って、年越しそばをたべて、除夜の鐘の音を聞いて年を越す。
お正月にはおせちやお雑煮を食べたり、お年玉をあげたり、初詣へ行ったり、親戚が一同に会する新年会が開かれたりと、何かとイベントが多いですよね。
今回はトロントではどのような年末年始を送っているのか、紹介をしたいと思います。
まず年末ですが、大晦日の年越しがとても盛り上がります。若い人たちはまず、昼間から友達同士で集まってお酒を飲みながらパーティーが始まります。
夕方くらいになるとダウンタンへ繰り出し、年越しイベントのある会場へ集まります。トロントで一番賑やかなのは、City Hallのあたりです。
いつもは終電・終バスが早いトロントですが、この日は遅くまで運行しているので、みな時間を気にせず年越しを外で過ごせるのです。
また、この時期のトロントは極寒で、先日も体感温度が-40℃という日もでているくらい寒いのですが、たくさんの人が集まる会場は屋外ですが、この日ばかりは皆楽しそうです。暖かいアップルサイダーを飲みながら、ライブを聞きながら年越しの瞬間を待ちます。
3-2-1-A HAPPY NEW YEAR!!!!!!!!!
カウントダウンの合唱が聞こえ、皆で盛り上がります。カップルは年越しキスをするのも習慣ですね。そしてスーッと人ごみが消えてゆきます。寒い屋外からは一秒でも早く抜け出したいのです。
元旦の市内はとても静かで、お店もほとんどがしまっています。前日の疲れを癒すため、自宅でゆっくりすることが多いようです。
トロントには様々な民族が暮らしているので、旧正月を大切にする方もいらっしゃいます。私たちの日本ならではの文化も、どんどん伝えてゆきたいといつも思っています。
余談ですが、海外で年越しというとニューヨークのタムズスクエアの映像が流れることがありますよね。トロントからは比較的近いので、その時期にニューヨークへ行く方もいらっしゃいますよ。
Nataly@カナダ