トロントのダウンタウンには、色々な病院があります。異国の地で病気になるのは心細いものです。
いざというときのために、近所の病院を調べておくことをお勧めします。
トロント人で知らない人はいない位大きなグループ病院にUniversal Health Network(UHN)があり、ダウンタウンに3つの総合病院を構えています。
Toronto Western Hospital(TWH)とToronto General Hospital(TGH)はEmergencyもある病院ですので、万が一の時に非常に頼りになります。
もうひとつの病院はPrincess Margaret Hospital(PMH)という癌治療にフォーカスをしている病院です。毎年乳がん研究のための大々的な募金活動を行っており、街中で頻繁に名前を目にします。
TGHとPMHは通りをはさんだ向かい側にありますが、おなじブロックにSickkids Hospitalがあります。ここは小児科の領域において世界的に見ても非常にレベルの高い医療をしていることで有名です。
数年前に日本の天皇陛下がトロントを訪問された際、Sickkidsを視察されていたのが今でも印象に残っています。
トロントではOHIPカードをもっていれば基本的には医療費が無料であるため、様々な問題を抱えています。
一番深刻なのは医療施設や医師不足です。患者数が多く、たとえば入院期間は日本とくらべると非常に短く、大手術をしてもすぐに自宅に帰されるなんてこともよく耳にする話ですし、そもそもその手術をするにも数カ月も待たなければならないという状況もあるのです。
留学生がクリニックではなく、これらのような総合病院へ行く機会は少ないと思いますが、可能性があるとすればfracture clinicでしょう。冬になると、スキーやスノボなどで思わぬ怪我をしてしまうという話はよく聞きます。
また、歯科は保険がきかないことが多いですが、是非お勧めしたいのが定期的な歯のクリーニングです。こちらでは歯科衛生士の卵が、教員の指導の元で無料ないしはお手頃価格で定期検査をしてくれることがあります。
この機会に、是非ご自身の周りにある病院のことを調べてみてはいかがでしょうか?
Nataly@カナダ