さて、皆さんはオーストラリアで何の仕事をしたいと思って渡りましたか?
筆者は、何か日本では絶対に出来ないワクワクするような楽しい仕事をしたいなあと思って渡りました! そこで見つけたのが、金曜島というクイーンズランドのかなり北の小さな島での真珠の養殖の仕事です。寮も食事も付いているということで、10万円くらいしか所持金を持ち合わせていなかった筆者にはかなりありがたい求人広告でした。しかしこの経験がまさか人生で一番きつく、そしてオーストラリア生活にインパクトを与えた生活になるとは、この仕事を決めた当初の筆者には予想も出来ませんでした笑。
まず、無人島なので周りにお店などはありません。島にあるのは真珠の養殖場と、寮のみです。あとは大自然が広がっています。
そこでの仕事は、もちろん真珠の養殖のアシスタントなのですがこれがまたキツイ。少し滑るいかだの上を歩き、重たい真珠貝が入ったバスケットを引き上げていきます。もちろん下は海なのでバランスを崩して落ちることもあります。真珠貝が入ったバスケットは様々な海藻が付いていて、中には毒の入ったものもあり、腕や手がただれてチクチク痛むこともよくありました。その海藻除去が大まかな仕事で、その他にも島のメンテナンスなどがありました。
馬や、鶏、ホロホロ鳥、烏骨鶏、ターキー、孔雀などの餌やりや掃除、畑を耕したり、草木の剪定、真珠のショップの管理、小屋作り、週末にあるパールファームツアーの準備など、毎日休む間もなく、目紛しい日々を過ごしていました。週7日は何かしらやっていたので、一人できちんと休める時はの就寝前10分程度くらいでした・笑。
その当時は数時間でも良いからまとまった一人の時間が欲しくて仕方がありませんでした。また、オーナーのよく言う言葉が死んだら休める、だから動け!でした・笑。そのため、生活するのに合わない人もたびたび続出し、筆者1人だけが残る時もありました。毎日怒られながらも頑張った日は今は良い思い出として言えますが、その当時はとても辛い時もありました。
ただその時に、めげずに頑張った経験があったからこそ、その後どんな困難があっても乗り越えて来れたのだと思います。今思い返してもおそらく人生の中で体力的にも精神的にも一番にキツかった仕事だと言えます。
オーストラリアに渡り、初っ端から自分の人生でインパクトを与えてくれた経験とその時頑張って自分に感謝です。逆境に打ち勝つ度胸と根性があれば、海外でもどこでも楽しめると思うので、是非、今が辛い人もその時頑張って良かったと思えるように前向きにいきましょう!
ライター:mii@Aus