ご存知でしたか? なんとオーストラリアは世帯の6割はなんらかのペットを飼っていると言われるくらいペット王国。筆者もオージーの友達やホストファミリーやパートナーの両親の家でも例外なく犬や小動物を飼っていたなあと今更ながらに思います。
しかしこんなにペットを飼っているのに、ペットショップはほとんど見当たりません。なぜ!?と、その謎にも迫りながら今回はオーストラリアでのペット事情についてご紹介したいと思います。

ペットの中でも特に人気のあるのはやはり、犬と猫です。筆者のパートナーの両親の家も犬一匹と猫二匹がいました。とても賢く、放し飼いになっていて自分で庭などを自由に散歩しては家に勝手に戻っていたのでペットと言うよりは本当の家族のようでした。
また、オーストラリアでは幼少期にペットと過ごすのが普通だと考えている人たちはなんと8割もいるようです。確かにオージーの赤ちゃんや子供の写真を見るとそばに犬が寄り添っていたり、猫と一緒に写っている写真をよく見かけます。子供の成長をそばで犬や猫が見守る。なんとも微笑ましいシーンですね。
また、オーストラリアの法律は州ごとに異なるのでチェックが必要です。なんと、首都キャンベラは犬を毎日散歩に連れて行かないと罰金4000ドルが科せられるみたいです。
さてそれでは、ペットショップがほぼ無いオーストラリアでどうやって犬や猫を飼うのかというと、保護施設やブリーダーから譲り受けてもらうのです。しかし、飼いたいと言ってすぐに売ってもらえるわけではなく、どんな家に住んでいるか、庭はあるか、これまでに犬や猫を飼ったことがあるかなどを事細かく聞かれます。

筆者も以前、オーストラリアの子犬をブリーダーから譲り受けたいという日本の方のお手伝いをしたことがあるのですが、ブリーダーからの質問がとても細かく、やっと承諾が得られてから交配が始まり、という流れで、結局約半年近く子犬が生まれて引き渡されるまで時間がかかりました。そのくらい、慎重なのもオーストラリアでは動物を家族同然大切に思っているという証拠ですよね。
日本のペットショップは可愛いという気持ちのみでガラス越しに見える子犬や子猫たちを簡単に手に入れられるシステムですが、気軽に動物を飼えるということが当たり前では無いということにもオーストラリアに来て気付かされました。生き物を飼うということの重さの意味を、より知ることができたような気がします。

ちなみに犬や猫以外で人気な動物は、モルモットです。英語ではギニーピッグ(Guinia Pig)。温和で鳴き声も少ないので初心者でも飼いやすい動物です。飼いやすい動物といえばハムスターを思い出してしまうのですが、なんとオーストラリアでは外来種にあたり、輸入を禁止されています。そしてクイーンズランドではウサギを飼うのも禁止されているみたいです。また亀を飼うにはライセンスが必要なのだとか。
州によっても法律がまちまちなので、飼いたい動物がいたら必ずチェックが必要です。これから、オーストラリアで動物を飼いたい方がいましたら上記のことを参考にしていただけたら幸いです。

ライター:mii@Aus


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