ワーキングホリデーの頃から通算すると、8年くらいオーストラリアに住んでいる筆者ですが、当初に比べるとだいぶ価値観が変わったような気がします。今でこそ当たり前ですが、その価値観は日本での暮らし方からすると普通ではない事が沢山あります。今回はそんな価値観について、筆者の経験を元にご紹介したいと思います。

筆者は大学まで日本で暮らしていましたが、かなりマイペースなところがあるので、人と違うことをしてもそんなに気にしない性格でした。ただ、やはり日本人特有のみんなと同じことをするのが普通、協調性を大事にする、といったような、型にはまったような考えがあるのも気づいていましたし、みんなと同じことをする場合は無難にそれとなく合わせて生活していました。ただ、やはり本当にしたい仕事がまだわからないのに、とりあえず就職して正社員で働くことにメリットを感じられず、もともと海外に住みたかったので、その時に感じた情熱をそのまま行動に移し、海外に住むための努力を海外でしようと思うようになりました。おそらくこの考え方も普通からするとだいぶかけ離れた考えだと思います。
両親からも数年、内定をもらった会社で働いてお金を貯めてその後に渡豪するのでもいいのではないかといなされました。この時、大学を卒業して就職する一般的なルートから外れた筆者は、両親の幸せを放棄するという良くないことをしてしまったのではないのかと少しだけ葛藤していました。きっとその気持ちこそが日本での生活で囚われていた筆者の古い価値観だったのでしょう。

そんなこんなでオーストラリアに渡ってからは、みんな協調性も無くのびのびと働いている姿をみてとても驚きました笑。
初めて銀行に行った時も銀行員がコーラを飲みながら、はい次の人〜と言われたのが印象的で未だに覚えています。銀行員=真面目で厳格な職業 という固定観念がオーストラリアでは見事に無くなりました。そしてフランクでありながらもきちんと素早く応じてくれる姿にとても感心が持てました。
また、日本では学生の頃から社会人になっても、同じような制服や衣服を集団で着用し、身に付けるもの、髪色、髪型、メイクアップに至るまでかなり細かい指定があるのも特徴ですが、こちらでは制服はあっても各々のスタイルで自由にしているのが普通なのです。警察官でもゴリゴリのタトゥーが腕に入っていたり、お医者さんでもヒールのあるブーツを履いていたりします。思えば少しだけ日本で働いた時に、透明なピアスでさえ外せと言われ、腕時計の色まで注意されたことを思うと、なんてこちらの人たちは悠々自適に暮らしているのだろうと羨ましく思います。

いかがでしたか? 相手との違いを受け入れようとする文化が強い多文化主義のオーストラリア。そもそも日本は島国で日本人が多いため、なかなか昔の文化や慣例が消えないことも仕方のないことですが、もう少し柔軟な考えになってくれればといつも思います。
みんなそれぞれ違う人間で外見も考え方も違う。職場でも生活でもお互いを尊重し合えるような環境で、自分の中で拘っていた価値観を今一度見直してみてはいかがでしょうか?

ライター:mii@Aus


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ