さて、前回はオーストラリアのお金事情に関して書きましたが、今回はよくお釣りでもらうであろう2ドルの記念硬貨についてご紹介したいと思います。
記念硬貨といえば、その行事を代表する絵柄が、硬貨そのものの色は変えずに彫られているものがほとんどなのですが、こちらの2ドルの記念硬貨は所々カラーリングも施してありとても可愛らしいものばかりなのです!!
筆者がカナダでワーキングホリデーをしていた時もありましたが、金色の2ドルコイン(あちらでは金色の大きい方が2ドルです。少しややこしい。)に、数種類のカラーリングを施されたものでした。オーストラリアの2ドルコインは、皆さんご存知の通り、硬貨の中でも小さく、可愛らしい金色のコインです。その小さいコインに色とりどりのカラーリングが施されているので、初めて見た時は、なんと!可愛いことか!と思わず叫んでいました!(心の中で笑)
筆者の今までの経験上、記念コインとはわかっていても財布に入っていると使ってしまうケースが多かったのですが、このコインは思わず取っておきたくなるようなくらい可愛いので、きちんとコイン専用のケースで保管することにしました。ちなみに、光の当たらない、密閉された空間で保管し、そして素手では触らないことが綺麗な保管方法のコツです。
さて、色とりどりのコイン、ほとんどが戦争関係の記念コインなのですが、オリンピックのものや警察の記念コインなどもあります。また、子供向け番組や絵本の記念コインもあります。
その中でも筆者のお気に入りは、2019年2月にオーストラリア王立造幣局が子供向けテレビMr. Squiggleの60周年を記念してリリースされたものがあります。Gus the Snailという名前の通り、テレビを背負ったカタツムリの周りはピンクやオレンジ、水色に丸く縁取られていて、書体も可愛い文字になっています。
また、Possum Magicというコインは、な、なんと2017年8月にWoolwarts限定で配られたものだというから驚き。3週間に渡り、3種類の違う柄のコインが配れていたそうです。筆者が持っているのは2週目に配られていたのもので、小さな愛らしいポッサムが真ん中にいて、その周りをカラフルなお花のリースで囲まれているデザイン。とてもカラフルで可愛らしく、もらった時はとてもハッピーな気持ちになりました。こちらのコインは1983年に発行された絵本でオーストラリアの子供達に30年経った今もなお読み継がれているロングセラーの絵本です。筆者のパートナーも子供の時に読んだことがあるそうです。
いかがでしたか? その国の通貨を見ることで、文化や歴史を知ることができ、とても勉強になることが多いと思います。何気なくお会計をして、お釣りを受け取ることもあると思いますが、是非たまにはじっくりとそのコインにどんなものが描かれているのか見てみてくださいね。
ライター:mii@Aus