オーストラリアのスーパーや、薬局に行くと必ず何種類か見つけることができるユーカリオイル(Eucalyptus oil)。家庭にも日本でのオロナインのごとく、必ず一本はある常備薬的な存在です。最初はアロマ=香り・癒しだけだと思っていた筆者ですが、様々な用途に使えるのでこちらに来てからはこのオイルが手放せなくなりました。
今回は、そのユーカリオイルの使い方や効能についてご紹介します。

まず、ユーカリオイルはオーストラリアの先住民であるアボリジニが古くから愛用していたアロマオイルです。独特のスーッとした爽やかな香りが印象的で、効果や効能は以下の通り。

・ 抗菌、除菌
・ 抗炎症、抗ウイルス
・ 鎮静、鎮痛
・ 喉の痛み、鼻づまり
・ 虫刺され、虫除け
・ 筋肉痛の緩和
・ 洗濯物のシミ、黄ばみ

このような効果から、掃除、洗濯から気分転換、風邪のひき始めなど色々な使い方をすることが出来ます。筆者は、スプレーボトルに水とアルコールを7:3くらいの割合で入れ数滴ユーカリオイルを入れて、簡単な掃除やファブリーズのように匂いが気になるところに吹きかけています。
市販の掃除用のスプレーは界面活性剤などが入っているため、こうして手作りすることで人体にもやさしい掃除スプレーを作ることができます。爽やかな香りが強いので、トイレ掃除にも大活躍!フロアの掃除にも数滴ユーカリオイルを混ぜています。虫除け効果もあるので一石二鳥です。

また、喉が痛い、鼻が詰まった時も、マグカップにお湯を張り、数滴ユーカリオイルを垂らし、蒸気吸引するだけでだいぶ楽になります。筆者はマグカップに2、3滴ですが、少しの量でだいぶ強い香りが立ち上るので初めての方は1滴で様子を見てから足してみてください。

アロマディフューザーに入れても効果的です。抗ウイルス効果もあるので、家族の誰かが風邪を引いてしまった時、近くにいる人の感染を防ぐ働きもしてくれます。また、筋肉痛などの時はグレープシードオイルやアーモンドオイル、ホホバオイルなど無香のオイルにユーカリオイルを数滴混ぜて、マッサージしながら塗るとサロンパスのようにスースーして気持ちよく筋肉痛を和らげることが出来ます。日本のように筋肉痛対策の薬が沢山ないので、これは覚えておくと便利だと思います。残ったのを鼻の下に塗るとついでに鼻の通りもスッキリします。

いかがでしたか?ちなみに英語でユーカリは、ユーカリプトゥス(リにアクセント)と言うので、スーパーなどでお探しの場合は発音に気をつけてくださいね!

ライター:mii@Aus


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