真っ白なビーチと碧い海、そしてどこまでも広がる青空と灼熱の太陽・・・・オーストラリアのクリスマスは真夏のクリスマスですから、Tシャツ&ビーサン・短パン姿で屋外でのバーベキューと冷えたビールがよく似合う・・・
現実をまさにそんな状態で迎えるクリスマスですが、無いからこそ欲しくなる・・・まして主にアメリカを中心として北半球の文化がテレビやネットを通して流れ込んできているオーストラリアですから、ショッピングセンターのクリスマス飾りもこんな様子。「本物の雪なんて見たこと無い」という子供たちも多くいますから、きっとこうしたホワイトクリスマスをどこかで憧れているのでしょうね。
そしてクリスマスは過ぎ、今日は12月26日のボクシングデー。クリスマス明けのバーゲンの日です。
この日、大型店は買い物客で混雑しますが、レジ以外にも同時に混雑しているのが返品を受け付けるサービスカウンター。プレゼントがかぶってしまったり、要らないものだったり・・・理由は様々ですがここで返品して現金化したり、他の商品に交換してもらおうという客が行列を作ります。
ボクシングデーのセールは一応26日となっていますが、小さな規模のお店では祝日となっている26日に営業しないところも多く、実際には27日以降から年末まで処分セールが続きます。
もちろん、今日26日にクリスマス飾りを早々に片付けて、お正月飾りに・・・何ていうことはオーストラリアではやっていません。1月も初旬が過ぎた頃、夏休み休暇から戻った日に焼けた顔の作業員さんたちがのんびりと片付け始めるまで、季節外れで居心地の悪そうなサンタの姿がそこに残されるのです。
ライター:Nacky@オーストラリア