さすがにもう慣れましたが、オーストラリアでの生活で当初、違和感を感じたものの中に「クレジットカードで支払う際のサーチャージ」があります。
これはカード利用手数料のこと。オーストラリアではクレジットカードでの支払いの際にかかるカード会社への手数料を代金に加算してカード利用者に請求することが多くあります。(ちなみに日本でもこのような対応をするショップがあるようですが、カード会社と加盟店との規約の中では違反になるのだとか。)
オーストラリアではこれが法律によって認められているため、多くのお店やレストランがサーチャージを採用しています。代金に対して一般的に1%〜3%程度に設定されており、レジやメニューなどに「カード払いの場合には・・・」といった形で明記されています。原則としてカード会社に支払う手数料のみを請求しなければいけないため、手数料の低いビザカードとマスターカードの場合は低い率で、手数料の高いアメリカン・エキスプレス(AMEX)とダイナースの場合にはその2倍程度の率で請求されることが多いようです。ちなみにJCBカードを使った場合にはAMEXと同率にされることが多いようです。
このサーチャージ、法律で決まっているのだから仕方がない・・・と諦めて支払っていますが、実は手数料以上の率を上乗せをしているお店も存在していて、結構な社会問題になっていたりもします。
一方で大手スーパーマーケットや大型量販店ではサーチャージを請求しないお店も多くあります。そのため値札の金額だけをみると安く思えても、最終金額では実はサーチャージを請求しない大型店の方が安かった、なんてことも起きうるわけです。
クレジットカードを利用すれば日本から送金することなく、ワーホリ中も日本の銀行口座にあるお金を使うことができて便利なのですが、こうしたサーチャージによる追加手数料が請求されることを忘れずに、上手にお金を管理して下さいね。
Nacky@オーストラリア