20160305-au最近はあまり耳にしませんが、少し前まで日本では「オーストラリアは英語の訛りが強いので、英語学習には向かない」などと言われ、いまだに信じている方もいるようです。確かに田舎に行きますと全く聞き取れないほどに独特の発音と耳にしたことのないような単語を駆使するオージー・イングリッシュの話し手に遭遇することはありますが、ワーキングホリデーや留学で訪れる街で話される英語ではそれほどに凄いものに遭遇したことはありません。
むしろ最近では中国系の移民や留学生が増加したため、シドニーやメルボルンなどの大都市では中国語が話されている事も多く、彼らが話す英語には強い中国語アクセントが残っています。また同様に増えているヨーロッパからの移民の場合、こちらも出身国のでの母国語の影響を強く受けたクセのある英語が話されています。こうした傾向はオーストラリアだけでなく、既に世界の大都市で共通する事になっており「オーストラリア英語は・・・」などという話は既に過去の噂話程度に考えたほうが良いでしょう。
つまりオーストラリアで話されている英語は普通に世界で通じる英語だということ。英語学習の妨げになることはありません。事実、オーストラリアの首相がイギリスやアメリカを訪問した時に英語の通訳は必要ないのですから(笑)。

で、個人的に感じている日常英会話のポイントをいくつかご紹介しましょう。まず、英語教師の話す英語の訛りを気にする以前に私達、日本人が話す英語には強い日本語アクセントが残っていることを意識すべきだと思います。つまり「あ、い、う、え、お」の母音が強く出てしまうこと。これを完全に消し去ることはほぼ無理かと思いますが、意識することで「より通じやすい英語」にしてゆくことは十分可能です。また、仮に通じなかった場合でも妙なコンプレックスを持たないこと。英会話はコミュニケーションツールであって、間違いで減点されるテストではないのですから。特に都市部では第2言語として英語を話す人が多いのですから条件は同じ。もし通じなければ表現方法を変えて話してみましょう。もし日常会話で意図が伝わらずに話が想定しない方向に進み始めたなら遠慮せずに「ちょっと待って、たぶん誤解があると思う」と言って会話を引き戻せば済むことです。
現代社会において英語は既に国際共通語。ですからそれが日本語訛りであっても通じれば良し。自信を持って自分の意思を伝える手段にすることが大切かと思います。
Nacky@オーストラリア


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ