さて今回は、メルボルンのバリスタでお馴染みシュニーさん(@shun_australia)がバリスタをしながら三回もキャビンアテンダント(以下CA)の就職試験に挑み、見事三回目の試験に合格をして有終の美を飾った経緯について、なかなか貴重なお話を聞けたので皆さんにご紹介したいと思います。

小さい頃からCAに憧れ、オーストラリアにワーホリに来たというシュニーさん。最初は英語になかなか自信が無かったそうです。そこからバリスタの仕事に就き、英語力もバリスタのスキルも日々磨き、ヘッドバリスタという、バリスタの頂点まで上り詰めました。その間、忙しい合間を縫ってはCAの試験の準備をして挑んだそう。一回目は最終試験まで行くものの不合格。ただ、そこで試験のおおまかな流れなどを掴んだことは、だいぶ大きかったと言います。二回目も同じように不合格でしたが、そこでもう次がラストだと心に決めていたそうです。

やるべきことは全てやった。その心で挑んだ三回目のCAの試験。面接も全て手応えがあったそうで見事合格! 筆者も企業の面接で緊張した経験があるので分かりますが、やはりネイティブではない私たちにとって英語の面接やグループ面接はとても大変なのです。そこを越えての合格は本当に努力と忍耐の賜物だと思います。
それでなくても二回の不合格を経ての挑戦はエネルギーをとても要るものだと思います。ただ、そこを諦めず自分には慣れが必要なのだと言い聞かせての合格。さぞかし嬉しかったことでしょう。

元々接客業をしていた経験もあって、人と話すのは得意だというシュニーさん。ただやはり話すのが得意と言っても英語での面接をパスするのはなかなか至難の業だと思います。
本人曰く、練習も大切だけど、経験が全て。そう、練習ばかりではなく、実践を積み重ねて、何事にも余裕を持って挑むことが大切だということでした。
失敗することは誰でもあります。ただ、それを恐れずに、その失敗した経験を利用して次に繋げるか、そのままその失敗を恥じて落ち込んでしまうかでだいぶ運命は変わってくると思います。
筆者にも、たまに海外に住みたいけれど、英語を話して暮らす自信が無いという相談が来ますが、それもこの経験が全てに繋がってくると思います。確かにある程度の英語の基礎は必要かもしれませんが、その後はやはり実践、経験が物を言うと思います。もう大体話す基礎は出来ているのに、外に出ないでシェアハウスでテキストを開いているワーホリメーカーを見るともったいなく感じてしまいます。

せっかくの人生、時間は有限です。失敗しても諦めずにそれを利用してどんどん経験にしていくシュニーさんの話を聞いて、筆者もとても刺激を受けました。
皆さんも是非、失敗を恐れず沢山いろんなことにチャレンジしてみてくださいね!

ライター:mii@Aus


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