皆さんは何かを頼まれたり、仕事でさらに残業を求められたりしたら何となく断れずに引き受けてしまうか、きっぱり断るかどちらでしょうか?
その時の都合にもよると思いますが、筆者の経験上、日本である程度生活してきた日本人は大体の場合、断れずに引き受けてしまう事の方が多い気がします。自分の時間を犠牲にすることよりも、相手からの要求を断ることの方が申し訳ないと思う気遣いから、そうなるのかもしれません。
今からは全く想像できないと言われますが、筆者もどちらかと言うと断れない方でした・笑。しかし、海外に来ると様々な自分の中での常識が覆されます。
日本で暮らしていた時の気遣いからのストレスの克服にもなることになった、筆者の経験を今回はご紹介したいと思います。

あれは筆者がまだワーホリメーカーだったころの話です。ローカルのレストランで働くことになった初日、もう就業時間は過ぎていて自分の仕事は終わっているのに、他の人の仕事がまだ残っている時に手伝わなくてはならないかもしれない状況の時がありました。
同じ時間に上がる女の子が「よし、もう行こう!」というので筆者も便乗して帰ろうとしたところ、案の定マネージャーに見つかり、仕事が終わったら必ず誰かマネージャー(マネージャーは数人いる)に確認して、すべての作業が終わってから帰るようにときつく言われました。あ~やっぱりなあと思った筆者でしたが、その女の子は、私達の仕事は完璧に終わらせたし、他に残って働いている人にもこのことは伝えた。現場を見ていないマネージャーに報告してなんの意味がある?と言い返していたのでした。
最初は報告しなかったことで自分たちの方が悪いなあ、と思っていた筆者でしたがその口論を聞いているうちにその女の子が言う事が正論だと思うようになったのでした。
結局、そのマネージャーも手を挙げてWhat ever !(もうどうにでも!)と言う感じでした。
もちろん仕事上のルールや秩序を守ることは大切です。でも、全く何も自分の考えを言わないで言われるがままに過ごしてきた日本での生活を顧みると、この女の子の主張すること自体はとても意義があるものだと感じました。
なんとなく上下関係の立場があったりすると言いにくいことがあったりしますが、海外では皆対等に不平や不満を言います。マネージャーやスーパーバイザーでさえも突然辞めたりもします。働きやすい職場を求めて転職しやすい環境はとても良いことだと思います。

Happyじゃなかったら働く意味が無いじゃない!とその女の子が言っていた言葉をたまに思い出します。
自分が思っている主張をすることは悪いことではない、仕事だけではなく生活する上でも何か言いたいことがあれば我慢せずに主張するスキルを得た経験だったのでした。

ライター:mii@Aus


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