なんと!オーストラリアは世界で一番賃金が高い国と言われています。
ちなみに2020年1月現在の時給は19.49ドル。日本円にして、およそ1447円になります。もちろん最低額はこの額ですが、それよりもより高い所もあります。筆者が現在働く美容系のサロンは始まりの時給が20ドルでしたが、その前に働いていた所は17ドルでした。そう、最低賃金以下で働かせる違法労働問題もあるのがオーストラリアの現状なのです。
筆者が最近聞いた話だと、まさかの時給が最初12ドルなんて所もあるみたいです。ちなみに7年前はいわゆるジャパニーズレストランのようなお店は時給10ドルがほとんどと言う実態でした。
なぜこのような違法労働がまかり通っているのかというと、安く雇いたい雇用主と安くてもいいから働きたい働き手がマッチしている現状にあります。初めての海外で英語を使って働くのも、外国人に混じって働くのも不安という働き手にしたら、少しでもお金が稼げるのならなんでもするという弱みを雇用主は上手いこと使っているといった感じです。一番は違法な賃金のお店では働かないという事が前提なのですが、そのためにはやはり英語力とスキルを身に付けることがとても重要になります。
違法な賃金で働かせるお店は他にも給料が未払いだったり、遅れたりすることもしばしばあるようで、筆者の知り合いにも最近こんなことがありました。筆者の知り合いはそのジャパレスで3年間店長として働いていたようで、なんと日本円にして100万円もの未払いがあったようです。しかし、何回催促しても一向に払ってくれる気配がない、他の従業員の給料も毎回遅れているという・・・こんな悪質なケースもあります。
もし、このようなことがあればすぐに違法労働を訴えることができるフェアワークに問い合わせてみましょう。オンラインの場合は対応に時間がかかる場合があるので、急ぎの場合はオフィスへ行くことをお勧めします。一方でフェアワークに相談した後は、場合によっては裁判になることもあり、多大な時間と労力、費用に追われることになり、せっかくのオーストラリア生活を悲しい戦いで終わらせることになるかもしれません。そうならないためにも、きちんと話し合い、それでもダメならフェアワークに相談しましょう。
いかがでしたか? 働く上で仁義や同情は何もいりません、もし金銭面のトラブルがあれば我慢するのでは無く、早めに対処しましょう。ちなみに土日の賃金はさらに25パーセントから50パーセントくらい高くなり、祝日になると150パーセントも高くなります。そうなるとなんと祝日は時給60.90ドルにもなることになります。なかなかそんな時給、日本ではもらえませんよね。
せっかくのオーストラリアでのワーキングホリデーライフ、英語もスキルも身に付けられ、さらにお金も貯めていけたら最高ですよね!
ライター:mii@Aus