フランスに来てからというもの、特に語学学生時代には学校がお休みになる度にガイドブックを片手に色々な憧れの土地を旅したものです。
華の都パリでは大好きな映画、「アメリ」の舞台になったモンマルトルの丘に上って眼下に広がるパリの街を眺めたり、かねてから一度は行ってみたいと思っていた世界遺産であるモン・サン・ミシェルにも行きました。
画家のセザンヌが愛して絵に描いたサン・ヴィクトワール山にも登ってみたり…思い出に残っている場所は沢山あるのですが、中でも印象に強く残っているのがポルクロール島です。
私が持っているガイドブックには特に紹介されていなかったこともあり、語学学校の先生におススメされるまでその存在を全く知らなかったのですが「とにかくキレイな場所だから!フランス滞在中に絶対行ってみた方がいいよ!」と言われ、行ってきたのですが現地に着いて納得!
南仏にあるイエールという街から出ているフェリーに乗って行くことができるポルクロール島、港に着いてから島に入りどんどん歩いていくと紫色のお花がきれいに咲いていて、レンタサイクルを楽しんでいる人たちの姿も多く見られます。
ここでは私の知っているフランスの雰囲気よりもさらにのんびりとした雰囲気が漂っています。
島の北側の白い砂浜、海水の透明度が高い海は本当にキレイです。海には沢山のプライベートボートも浮かんでいます。
ポルクロール島のビーチで海水浴をした日のことは今でもはっきりと覚えています。海水は少し冷たかったものの海に潜るとお魚が泳いでいるのも見え、そのお魚を追いかけてみたり…海でこんなに楽しく泳げたのは初めてでした。
楽園という言葉が似合うこの島は私にとってフランス国内で是非、また訪れたい場所のひとつです。
たぬき@フランス