ワーキングホリデーの最大の利点の一つは、働けること。国によって差があるかもしれませんが、学生ビザと違い、ワーホリは時間制限なく就業出来ます。現地での貴重な就業経験をしながら、きちんと収入を得ることが出来るのです。
語学学校に通いながら短時間アルバイトをしたり、沢山旅行を楽しんだ後フルタイムで働いたり…それぞれのプランに合わせて働き方は自在です。「働く」ということ自体、現地の方と交流出来る貴重なエンターテイメントの一つだと思うので、ワーホリしたなら是非アルバイトをしてみてほしいですね。
職種は、日本食レストランの求人が比較的多く、翻訳や幼稚園教諭、在宅PC業務など様々です。日本人向けの求人サイトや、語学学校の支援で仕事を見つけるケースが多いと思います。語学力については、求人情報に「ドイツ語:日常会話程度、英語:ビジネスレベル」等きちんと記載がある場合はほとんどですので安心して下さい。
もし求人条件を満たす自信がない場合も、応募してみることをお勧めします。例えば、語学力が少し足りなくても、今勉強しているのでこれから上達します!とか、面接できちんと説明し熱意を見せることが大切です。まずは面接をしてもらえるよう、数多く応募するのがいいと思います。
もちろん語学力に比例して仕事の選択肢は広がります。日本人向け人材派遣会社がいくつかあるのでそれに登録したり、現地の求人サイトで本格的に就職活動をすることも出来ます。語学に自信のある方は、事務やエンジニアといった職に就き、後にビザを変更して長期滞在する…というケースも。
ただしドイツでの就職は、英語のビジネスレベルがほぼ必須で、ドイツ語もある程度求められると思います。さらにこのような場合は、給与額の記載のないことが多いです。実は、ドイツは給与が交渉制で、自ら提示する必要があるのです。少し難しいように感じますが、自分のキャリアアップにぜひチャレンジしてみたいところです。
最後に、注意しなければならないのが契約書です。労働条件や待遇、給与支払日等細かいところまできちんと確認しましょう。必要事項が全て記載されていることを確認し、サインして大切に保管します。当たり前のことですが、少しでもあやふやな点は、納得のいくまで何度も質問しましょう。契約書が外国語の場合も、全て完璧に理解しなければなりません。少し細かいようですが、警戒して損はありませんし、何かトラブルあった時は、契約書が全てです。慣れない地で契約を結ぶのですから、日本にいる時以上に注意しなければならないと思います。
少しシビアな話になりましたが、海外でのアルバイト経験は本当に素晴らしいです。その場でしか学べないことが沢山あり、職場の人との交流も出来ます。
今後に必ずプラスになるはずです。せっかくワーホリをした際には、ぜひアルバイトをしてみて下さいね。
ライター:yodan@ドイツ