皆さんは、ドイツ食にどのようなイメージを持っていますか? 私は、『ドイツ食といえばビール&ウィンナー、すべて高カロリーでドイツの方は体が大きい』というイメージでした。
それはあながち間違いではないと思います。ドイツの伝統料理は、『シュニッツエル(とんかつのようなもの)やケーゼシュペッツレ(チーズスパゲッティ)、クヌーデル(芋団子)』といった高カロリーなものが多く、レストレンで食事をすると一人前が日本の二人前の量です。またビールが美味しく安価な為、毎日飲む人も少なくありません。
日常的にジャムとバターをこんもり塗ったパンや、手の平サイズのケーキをペロリと食べます。体も自然と大きくなるでしょう。
しかし、自炊しながら生活していくのであれば、必ずしもそうとは限りません。ドイツは新鮮な野菜も豊富で、値段も手頃。ヘルシーな料理を作ることも可能なのです。さらにアジアスーパーで日本食を調達することも出来ます。
そして、ドイツスーパーに来たら必ず見かけるであろう『BIO』の文字。このBIOとは『オーガニック』のことで、野菜やお肉、乳製品まで、あらゆるBIO食品を簡単に手に入れることが出来ます。BIO専門ショップやレストランも人気です。若干割高ですが、元から食品の値段が安めのドイツ、上手にBIOを取り入れて健康的な食事を楽しむことができます。
また、ドイツの主食であるパンの中で『黒パン』は栄養価が高くヘルシーだと言われています。黒パンはライ麦を使用したパンで少し酸味があり、ずっしりとしています。かなり食べ応えがあり腹持ちがいいです。噛むほどに味が広がり、ゴマやクルミを混ぜ込んだものなど様々な味を楽しむことができます。私は黒パンが大好きで、色々なベーカリーで購入して食べ比べて楽しんでいます。
食事だけではありません。ドイツには大きな公園が沢山あり、毎日多くの人がジョギングしています。ヨガやダンスのイベントも頻繁にあり、気軽に参加出来ます。或いはジムに通う人もとても多いです。その値段はプランによりますが月額20€〜の所が多く、日本より安価な印象です。ちなみに、金土日曜日は皆飲みに行ったり休日を楽しむため、ジムがガラガラなこともしばしば。ちょっと面白いですよね。
このように、ドイツでも自分次第で簡単に健康的な『食事&運動』生活を送ることが出来るのです。
ライター:yodan@ドイツ