ワーホリニュースでは今回から4回(4週)に分けて、ワーキングホリデーサポートをしている会社「ミルジョワ」さんにご協力をいただき、フランスのワーキングホリデーと就労事情についての「本音トーク」をレポートします。
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ミルジョワではフランスとのワーキングホリデー制度が始まったときからフランスでの夢を実現するためのサポート業務をしてきました。皆さんがフランスで就きたいと希望する仕事は主に料理人、パティシエ、ブーロンジェー、オテルリー・・・などなど。
そしてこの時期、弊社の仕事を見て『簡単にお金が得られるおいしいビジネス』と勘違いして、同じようにワーホリサポート事業を始めた方がいましたが、今、その方々は一人も事業を続けられていません。これは何を意味するか・・・つまり、決して簡単にお金を得られるビジネスではないということです。それどころか苦労の方が多く、よほどの決意がなければ続けていけない事業だという証明と言えるでしょう。
サポート業務の内容を見ずにサポート費だけを見ればそれは『おいしい・儲かるビジネス』だと感じるのでしょうが、実際には手間のかかる業務が多く『お金ありき』のエージェントではなかなか続けられないビジネスです。

たとえば、金額だけでいうならば「お料理学校のフランス研修プログラム」のほうがワーキングホリデーサポートよりずっとずっと高額で、エージェントとしては大きな利益が見込めます。しかし、このようなプログラムの場合、期間は数か月という短いもので、さらに実際働けるわけでもなく、もちろんワーキングホリデーのようにお給料をもらえるわけでもありません。ただ、学校という名のもとでは高いプログラムであっても『高額』というレッテルは貼られませんし、参加者にとっても学校は学校の役目がありますから、それはそれで意味があることなのでしょう。

ところで、フランス大使館のホームページの中にワーキングホリデーに関するQ&Aがあります。その中には『エージェントなどに依頼などしなくても、ビザが取れれば自分でフランスでの仕事を得ることができる。高額な費用を払ってエージェントに依頼する必要はない』といったことが書かれている箇所があります。もちろん自分でできる人もいます。それは否定はしません。むしろ、それができれば一番良いとさえ思っています。
しかし、弊社がどうしてワーホリの方のサポートをしているかといえば、それができない人が大勢いるからです。その方々が折角1年フランスで働けるチャンスのあるワーキングホリデービザをもらっても、実際には(きちんと最低賃金をもらって)働くことができず、結局、1年間の滞在を続ける事ができずに帰国してしまうという、そんな現実をたくさん目の当たりにしたことから、そんな残念な結果になってしまう人を一人でも減らしたいと思ったからなのです。

次回の記事では具体的に失敗をしてしまったDさんの事例をご紹介しましょう。

ライター:佐藤美恵子(ミルジョワ
ライタープロフィール(The Cuisine Press)


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