オーストラリアはメルボルン。ここは、世界の都市の中でもっとも住みやすい都市に5年選ばれています。筆者もワーホリ時代に、メルボルンマラソン(オーストラリア三大マラソンのうちの一つ)のために訪れて以来、トータルでは一番長く住んでいる都市でもあります。
ただし、住みやすいからといって治安も良いとは限りません。昔はギャングの抗争が頻繁に行われた街でもあります。そのギャング抗争はドラマ化(“The Gang Land War”)された程で、治安の悪いところは今でもオーストラリアでもトップクラスの危険度とされています。ただ、治安の悪いところはシティからは離れているのでそこまで身構える必要はありませんが、常に気をつけることはとても大切です。
さて、本題のメルボルンでの住宅事情や平均家賃相場などを見ていきましょう。
簡単に言うとメルボルンはシティと郊外の二つのエリアに分かれています。東京で言うと、新宿がシティだとすれば、八王子が郊外といったところでしょうか。ご想像の通り、もちろんシティはどこへ行くにも便利ですが、家賃はお高くなります。これは東京も同じですね。
シティにはスーパー、ショッピングモールや大きな市場、レストランやカフェなどなんでもあり、欲しいものはなんでも手に入ります。日本の化粧品やDAISOもあります。また、多くの職場がシティにあるので通勤も便利です。
一方、郊外は家賃がやはり安く、人混みも少ないので静かで穏やかな暮らしができます。ただ、シティまでの交通費や時間が難点ですね。
オーストラリアの家賃は月払いではなく、週払いです。これは給料の面でも同じです。2018年2月現在の家賃相場は、シティではオウンルームで週200ドル〜、シェアルームで150〜170ドルくらい。郊外では、オウンルームが大体150ドル〜、シェアルームが100〜120ドルくらいでしょうか。
日本のように、ワンルームを借りようとするとシティでは月に800〜1200ドルくらい、郊外では600〜800ドルくらいかかってしまい、それに光熱費やネット代などを入れるととても高くついてしまいます。
それでは、シティと郊外どちらに住んだ方が良いのでしょうか? それはやはり、住む人の好みや目的、経済的状況にもよりますが、どちらも住んでみることをお勧めします。強いて言うならワーキングホリデーがまだこれからと言う人は、郊外でしょうか。
ワーキングホリデーに来ること自体、日本に住むことからすると、非日常なわけですから全てが便利ではない郊外でオーストラリア人との親交を深めたり(郊外だとシティよりもフレンドリーで気さくなオージーが沢山いる気がします。)、自然に親しむことはオーストラリア生活をする上での醍醐味だと思います。
ライター:mii@Aus