それは当たり前ですが英語。香港にきた当初、今振り返れば、全然英語は話せませんでした。
話せる気になっていましたが、いざという時、自分の意見が言えない。働くにしても英語ができないとお話しにならない状態だったので、地道に語学学校に通っておりました。
ここからは習慣の話を。まず、衛生面だと外出するとき必ず除菌シートを持参。日本だとお手洗いは清潔だし、お店でおしぼりをくれるので、手を綺麗にすることは容易いですが、ここはちょっとね。まず、おしぼりなんて出てくるお店は高級店を除けば、ほぼなし。手を洗いに、お手洗いにいくのも気がひける。ましてや食器やテーブルが汚れていることも。日本人同士、食事に行くと一斉に除菌シートが出て来ます。
次にお作法面では右手にお箸、左手にレンゲ。香港では食べ物を食べるときにこの両方を一緒に使います。麺、ご飯、おかずをレンゲに入れて食べたり。食事にはレンゲとお箸が添えられます。
最後に日常生活を送る上で一番大切な技。大声で自分の要求を伝えること。特にバスや電車では大声かつ広東語で「ンゴーイ」(日本語ですみません)と言わないと、降ろしてもらえないことも。はじめのころ恥ずかしくて、バスから降りられないことがありました。
香港のバスは2階建なので、2階でもぞもぞしていると運転手が気づかず発車してしまうのです。今では列の割り込みをするおばさまたちにも大声で並べと言えるまでになりました(苦笑)
郷に入れば、郷に従えということで色々な癖が新たにつきますが、ゲップとテーブルクロスやテーブルに魚の骨等を置く(香港では一般的)のは従わないで、日本流を貫こうかと。
色々な文化の違いを認識して取り込んで、多様な考え方ができるのもワーホリならではの経験。日々ストレスに感じることもありますが、変化だと前向きに捉え、色々なことを始めてみてください。
ライター:elly@香港