今回はイギリスのワーキングホリデー(YMS)の申請から取得までの私の体験をお話ししたいと思います。
私の場合はちょっとイレギュラーで、「オーストラリアから」申請をしました。あまり知られていないかもしれませんが、実はYMSは条件付きで海外からも申請できます。
その条件とは「申請国に正当な滞在許可で6か月以上滞在していること」で、これに当てはまるのは、他の国でワーホリ中の方や学生ビザで滞在中の方で、観光で滞在している方は当てはまらないので注意してください。私の場合はオーストラリアで1年以上滞在していたので、この条件を満たすことができました。
申請の手順ですが、申請時の必要事項入力の際に、申請場所を滞在している国にします。すると、あなたが滞在国から申請することをUKVIが通知してくれます。
次に書き間違いやスペルミスがないかどうか何度も確認してから申請書類をプリントします。ビザの申請は1度きりなので、念を入れて友達に一緒に確認してもらうと良いでしょう。プリントが出来たら、ビザ申請センターがどこにあるのか確認します。日本の場合だと東京にありますが、海外の場合はgovermentのホームページで確認します。
場所を確認できたら、インターネットで予約を取ります。この時、受付時間が短い場合が多いのでスケジュールに余裕をもって予約をしてください。私の場合、12月の前半に予約をしたのですが、12月中旬から1月中旬までの1か月間はすべてクローズでした。
予約当日は忘れ物がないかの確認をして、決して時間に遅れないように早めに家を出ましょう。もし遅れてしまったり、忘れ物をした場合は、その日は申請センターの中に入ることはできず、もう一度予約のとり直しになってしまいます。
入口と申請をする部屋は隔離されていて、申請に必要なもの以外は全てロッカーに入れておくように指示されます。予約した時間になったら、身分証明の提示と身体検査を受けます。
申請する部屋へ入る前には金属探知機で全身をチェックされるので、不必要なものは全てロッカーに入れておきましょう。もし探知機に引っかかると、「ロッカーに入れなさいって言ったでしょう!」と怒られてしまいます(そういわれている人を見ました)。テロなどへの警戒もあって、チェックが厳しくなっているようです。
無事に検査をクリアしたら、自分の名前が呼ばれるまで待ちますが、ここで最後の確認をしましょう。記入漏れがないか、スペルミスはないか。ここが最後のチャンスになります。
名前を呼ばれたら受付の方に書類を手渡します。ちなみにこの方は書類のチェックはしてくれませんでした。「必要なものは全部揃ってる?間違いない?」と言葉で確認されるだけです。
最後にマニラまでの郵送料金を支払う際に返送書類の受け取り方法が選べます。自宅まで郵送か、申請センターまで取りに来るかです。申請センターが空いている時間は短いので、郵送での受け取りが良いかと思います。
そして最後にバイオメトリクスと呼ばれる指紋の採取をします。機械に指を押し当てるのですが、結構強めに当てないと機械が指紋の認証できないらしく、係りの方にもっと力を入れるように言われました。申請センターですることは以上です。
審査が終わったらUKVIマニラからメールが届きます。ただしこのメールでは審査の合否は伝えられません。結果は返送された書類を見るまでは知ることができないのです!
書類が返送されてきたら、中身を確認しましょう。1枚の紙に入国を許可するとの文面と、提出したパスポートに滞在許可を証明する印刷がされていれば無事に申請は成功です。
なお、申請手続きのためにパスポートを預けている間は出国できないので、前後に一時帰国や海外に旅行に行く予定がある場合は、申請するタイミングをずらしたほうがいいですね。
ライター:サカイアヤ/旅する海外フリーランス@イギリス