想像するのと実際に体験するのは違うし、遊びに行くのと住むのではやはり違う。
私の場合、始めて香港を訪れたのは大学生の夏休みで、友人と広州を回るために経由地として一人で訪れました。下準備なし、かつ大学生の貧乏旅だったため、なんか雑多な国だなーくらいしか感じなかった記憶が。中国との関係性も知らなかったです。
その後、実際に住んで驚きの連続でした。物価が高い、欧米人が多い、貧富の差が激しい。この3つが大部分。引っ越し時にタオルや食器は現地調達にしようと思い、断捨離してきたところ、物価が高く、日本から持ってきた方が安かったなと激しく後悔。なんだかんだmade in Japanは最強(笑)
次に欧米人率。オフィス街には欧米人が溢れています。こんなに多国籍の国とは思わず、衝撃でした。ここ香港、外国人は住みやすい国。そして、自分の価値観(察する文化や仕事はこうあるべき論)が見事に崩壊しました。日本は制限がいろいろ多いと思う。
最後は貧富の差。香港は相続税がないため、一族で誰かが財を成すとずっと引き継がれます。また、税金関連を魅力に感じ、移住してくる人も。そのため、お金持ちはすごく良い生活をしています。その逆に貧しい人は貧しい。それなりの職歴や学歴がある人はいいのですが、物価に対して、基本お給料はあまりよくありません。
香港は住む場所で財力が垣間見える場所です。公共のマンションが多く立ち並ぶ場所に行くと、やはり違う。そして、一発逆転を誰もが狙っており、子供の教育への力の入れ方に考えさせられます。幼稚園から宿題の量は莫大、マルチリンガル教育を受け、留学するそう。
そうしないと香港では一定レベルの生活ができないと香港人の同僚が言っているのを聞き、もっと努力しないとなと思い、気が少し重くなりました。
いろいろな価値観を得るためにも、海外に飛び出すのはお勧めです。
ライター:elly@香港