2016namai寒い冬がやって来ました。
北海道よりも北にあるドイツ、当然ながら冬の寒さは尋常ではありません。そんな憂鬱になる季節を楽しみに変えてくれる、この季節だけのお祭りがあります。

クリスマスになると、ドイツの広場にはクリスマスマーケットが現れます。
500年ほど前、ドイツの都市ドレスデンで、クリスマスの準備のため市民が物を交換しようと広場に集まったのが始まりとされています。
本場のドイツでは、11月末頃からたくさんの都市で多くのクリスマスマーケットが開催されます。
それぞれ雰囲気も違うので、ドイツ国内でクリスマスマーケット巡りをする人も多いと聞きます。
広場を中心にいくつかのマーケットが連なり、たくさんのお店が立ち並びます。
お店の外観も、素っ気のないものではなくて、どれもお菓子の家の様で、とっても可愛いです。

お店で売っているものは、まもなく来るクリスマスをより一層楽しくするようなものたちです。
お家とツリーの飾り付けに使うグッズ、これからの寒い冬を乗り越えるための生活用品、保存がきく食料品やお菓子、また、大切な人へのクリスマスプレゼントにできそうなアクセサリーなど。どれも本当に可愛いんです。

クリスマスマーケットに行くなら暗くなってからがおすすめです。ただでさえかわいらしいマーケットが電飾が光ってライトアップされて、煌びやかな世界が広がります。寒い中、歩き疲れたら、グリューワインを。年によって違う凝ったデザインのカップに、赤ワインにシナモンや香辛料、フルーツを加えて煮た温かいホットワインを注いでもらって、ほっと一息。
ちなみにホットワインは6ユーロですが、このカップが欲しければそのまま持って帰って良し、いらなければ返却すると3ユーロ返って来る、ドイツらしい効率的なシステムになっています。

その他、メリーゴーランドがあったり、スケート場があったり、ゲームセンターや劇場、子どものための遊び場もあります。ベルリンのマーケットには、大きな氷で作るスライダーも!
友人同士でも、カップルで来ても家族と来ても楽しめるようになっています。

マーケットから帰って来た後は、買って来た装飾品を家の中に並べて、ツリーは買って来た本物の樹に装飾して、それらを眺めながらクリスマスが来るのを待ちます。

ドイツのクリスマスは日本の年末年始のようなもので、当日は家族で集まるのが一般的なようです。
12月23日から26日辺りはスーパーやレストランも閉まるので、多くの人がお家で過ごします。24日の夜は、みんなで食事して、プレゼントを開き合って、歌を唄って。(ドイツ人はこういう場で唄うことが多いです)
25日も集まって一緒に食事をするようです。何とも幸せな時間ですね。

ドイツの冬は本当に寒くて辛いですが、だからこそクリスマスを心待ちにして、待つ時間を楽しむ。
素敵だなぁと思います。

ライター:ミニマ@ドイツ


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